リハビリ259―転倒予防?
2015年6月中旬、リハビリの日となった。 さて今回は、保険適用である上に、指定難病による負担減となるはずである。
定刻、担当の I士が現れ、リハビリ開始となった。 前半はマッサージやストレッチ中心なので、ほぼ受動的である。 そして後半、I士は靴を履くよう指示した。 そして私の背後に回り、こう言った。
「それじゃぁ、そのまましゃがんで下さい。」
私はゆっくりと腰を落として、蹲踞(そんきょ)の体勢になった。 すると、
「そのまま、踵を床に着けて見て下さい」
と言う。 しかし、やってみると、後ろに倒れてしまう。
(あぁ、やっぱりね・・)
と、I士の呟きが聞こえたような気がした。 それを予想して、彼は私の背後に回っていたのだろう。 そして、しゃがんだ姿勢から直立になる訓練を何度か繰り返した。 そして、その速度を増していった。 そんな私の動作を見て、
「筋力は、あるんですよねぇ・・」
と評した。
これらの一連の訓練は、転倒対策の様に思えた。
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では、なぜ蹲踞から踵を床に着けられなかったのか? なぜ彼は、その事を予想していたのか? それは、「ハムストリングが、伸びないから」だ。
姿勢と言い、転倒からのリカバリー力といい、元はこのハムストリングの柔軟性に因っている。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2015/02/22/065716
家庭での訓練の最優先課題である。
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リハビリ前後に会計したら、前回分の差額は返金され、今回も指定難病医療費受給者証は、県の訂正印で有効とされた。