リハビリ138―「セカンドオピニオンは、受けたんですか?」
「で、セカンドオピニオンは、受けたんですか?」
「いえ、まだなんです。 実は、S先生の書類に不備があったらしく、書き直して貰う事になったんです。」
「・・・」
「そうしたら、S先生の次の診察日が○日なので、予約が○日以降になってしまうんですって。」
「・・・」
それ以上、会話は続かなかった。
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実は、転院の事も、O士に相談していた。 私が転院しS医師と縁が切れては、この総合病院でのリハビリが受けられなくなる事を懸念している・・と。 すると、
「そう言う場合は、転院先の先生からこの病院の先生に書いて貰えば大丈夫なんです」
と、教えてくれた。 実は、大学病院は遠いので、月に1度位なら受診は可能だが、毎週のリハビリには通えないのである。
でもこれで、懸念を払拭できた。 セカンドオピニオンの内容や結果によっては、転院も視野に入れているからだ。
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尚、その旨は、予めS医師に伝えてある。 S医師は転院を否定せず、
「それじゃあ、(今回は)どうします? セカンドオピニオンと転院(受診)では紹介状の書き方が違いますから・・」
と言うのであった。 患者の希望や都合を優先してくれるS医師に、常々好感を持っている私は、
「セカンドオピニオンでお願いします」
と、明言した。