パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ146―「それに、レベルも高いですしね!」

こうして先にエアロバイクによるトレーニングを終え、リハビリに入った。 O士の関心は専らセカンドオピニオンなので、直前の診察でS医師に提示したメモを見せた。

 

   「こ、これは・・ 向こう(=大学病院)の先生が書いたんですか?」

 

   「いえ、私が書いたんです。」

 

   「・・ ・・  診察の時に書いて(医師に見せて)んですか?」

 

   「ええ。」

 

「これがあると分かりやすいですねぇ・・」

 

と、暫し読み耽った。 その後もメモを台に広げ、目を遣りながら施術をした。 何か、気になる所でもあるのだろう。 そして、こんなコメントをした。

 

   「確かにこの(総合)病院のリハビリは、充実していると思いますよ。」

 

   「・・」

 

   「ただ、大学病院と(市中の)総合病院ではスタンスが違いますから、ね。」

 

   「ヘェー・・」

 

   「そもそも外来のリハビリがある所って、少ないんですよ。」

 

「そうなんですか?」

 

「例えば、同じ病床数の大学病院でも、理学療法士10人位しかいないんじゃないかなぁ・・ ここは、一杯いるでしょう?」

 

   「それに、レベルも高いですしね!」

 

と私がヨイショをすると、O士は半ば照れながら、

 

   「いやぁ、こうやって(患者と)お喋りをしているか、自転車漕ぎをさせて(患者を)放っておくだけですけど、ね!」

 

と、明るく笑った。