パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201401―4

さて、次の課題は処方である。 S医師は、私にこう切り出した。

 

   「セカンドオピニオンでは、マドパーを1日600mg迄処方する様に書いてありましたけど、どうします?」

 

つまり1日量を現在の450mgまで増やしても、改善が見られなかった事と、前回の増量処方時の私の躊躇いを覚えていたからだろう。 私は乗り気でないと、言った。

 

すると妻が、S医師にツッコミを入れた。

 

   「あのぉ・・ 漢方薬は、どうなんですか?」

 

S医師は、肯定も否定もしなかった。 まぁ、評価はしていないのだろう。 そこで今度は、私が訊いた。

 

   「セロトニンなんかは、どうなんですか?」

 

   「セロトニン?」

 

   「えぇ、セロトニン再吸収阻害剤です。」

 

   「あぁ、SSRIね?」

 

   「ええ・・」

 

ここで、S医師のコメントが途切れたので、更に質問を続けた。

 

   「抗うつ薬は、どうなんですか?」

 

   「抗うつ薬ですか? ・・ 訊いてみますねぇ、戻ったら。 私は使った事がないので。」

 

この、『戻ったら』と言うのは、非常勤医であるS医師が派遣元の大学病院の医局に戻ったら、先輩や同輩の医師に・・と言う意味である。

 

非常勤医の良い所は、この様に居ながらにして『セカンドオピニオン』の機会が得られる事である。

 

しかし、セロトニン再吸収阻害剤は、離脱が難しいとも聞く。 S医師はどんな判断をするのだろう。