パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201202-3


そのメモの冒頭には、次の様に書いておいた。

 

前回受診以降の症状の変化

       自覚症状:歩行時、体が軽く感じた。 (増量処方直後の一週間)

       他覚症状:「歩き方が上手になった」(長女)、「表情が明るくなった。」(妻)

 

I医師はそれを読み、私に質問した。

 

   「まだ、(足は)すくみますか?」

 

   「ええ・・ 狭い所を通ろうとする時に」

 

と私が答えると、今度は妻に質問した。 

 

   「ご主人の活舌が良くなったみたいに感じるんだけど、どお?」

 

   「いつも一緒にいると、余り良くわからないんですぅ。 それに主人は早口で・・」

 

と妻が答えかけたので、私は

 

   「残り少ないから・・」

 

と小声で弁解した。 モニターに向かってキーボードを打っていたI医師は、数秒遅れで

 

   (残りが少ないって!?! フフッ・・)

 

と呟く様に失笑した。 人生の残り時間が少ないので、早く喋らないと、言いたい事を伝えきれない・・と、私が早口の理由を説明した冗談が、やっと通じた瞬間だった。

 

   ――――――――――――――――――――――――――

 

今度はI医師はメモの最後に目を留め、感心した様な口調でコメントをした。 そこには、こう書いておいた。

 

服薬アドヒァランス

服薬率: 146/147

1月8日、昼の分を飲み忘れたが、症状発現の程度差は、余り感じられなかった。)