診察201412―3
S医師は言葉を選びながら、次の様に説明してくれた。
「小脳は、大丈夫ねぇ・・」
つまり、小脳障害に類縁した臨床症状は認められない・・と言うことなのであろう。 そして、少し間を置いて、
「震顫(振戦)も、固縮もありませんしねぇ・・」
と言った。 つまり、PSP-CやPSP-Pではないだろう・・と言う事だろう。 では、PSP-RSかPSP-PAGFと言う事になるが、これについては、
「元々(MIBG、MRI、SPECT等の)画像で、何か(PSPに特有な所見でも)出ている訳でもありませんからねぇ・・」
と言う。 即ち、今回のPSPの診断さえ、「除外診断」でしかない・・と言う事なのだろうか。 であれば、臨床病型に拘る意味はない。
従ってそれ以降の質問にも、答えて貰えなかった。 というより、まだまだ分かっていない事ばかりなのだろう。
そして、話題は、最後の項目に移った。 では、再度、メモから転記しよう。
(4) その他
- 11月中旬に貴院内の人事異動により、リハビリ担当の理学療法士がF 氏から I氏に交代した。
- 11月○日、さがみ湖イルミリオン(イルミネーション)を観賞に行った。(杖を常用) 直前までの降雨のため、駐車場や会場は車も人もまばらで、すくみ足は余り出なかった。 途中、何度か別行動で休憩したが、後半は疲労のため「ずり足」状態で、妻の支えを得てやっと駐車場に戻れた。
- 来年1月上旬に、自宅風呂場のリフォームを予定している。
これを読んだS医師は、「イルミネーション」について言及した。 それに対する妻のコメントが、当を得ていなかった。