パソコンも熱中症 − 回復編
もう、ここまで来たらダメモトである。 一旦パソコンの電源を切り、工具箱からマイナスドライバーを出して、ノートパソコンの底部を開けてみた。 初めてみるメモリーである。 ラッチを外して、スロットからメモリーをそっと引き抜いてみた。 そして・・
恐る恐るパソコンの電源を入れると・・
オオ、BIOSが立ち上がった!?! そして、Windowsは自動的に修復モードに入ったのである。 初めて見る画面であるが、OSの推奨なのでその通りとした。
長い長い数分間が過ぎ、頻繁なディスクアクセスが続いた。 やがて見慣れたデスクトップが表示され、まるで何事を無かった様に戻ったのだ!!! 恐る恐るデスクトップにあるデータフォルダーのショートカットアイコンをダブルクリックすると・・
データは無事だった。 そこで最初にデータを外部のUSBメモリーにバックアップしたのは、言うまでも無い。
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では、あのトラブルは何だったのか?
拡張メモリーはノートパソコンの底部にあるので、熱がこもり易いのであった。 そして連続使用により、熱破壊に至ったと・・ デスクトップマシンであれば起動時にメモリーチェックが行われ、ピピピッ・ピピピッとアラーム音がする所であったが、ノートパソコンではその様な仕様になっていなかったのだろう。
このノートパソコンは現在も正常に稼動している。 元々の1G byteのメインメモリーに1G byteを足したのだが、メインメモリーが半減したので(仮想メモリーを構成するため?)ディスクアクセスが増し、パーフォマンスが低下している。
いずれは、拡張メモリーを買い足そう。