パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ふきのとうを食す

 

3月となると、暖かい日も増え、去年蕗の葉があった跡を見ると・・ 「ふきのとう」が沢山出ていた。 これはもう、食べるしか無い!!!

 

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どうだろう? 目を凝らすと数十個は、あるだろう??? 早速これを摘んで見た。 え? ツボミが開きかけているのもあるじゃないか??? ・・ですって!?!

 

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大丈夫です、そんなふきのとうは、「ふき味噌」にすれば良いのです。

 

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では、どうやって食べよう? なーんて、疑問は無いでしょう。 天ぷらに決まっています! それには、先ず、水洗して泥を落とし、油が跳ねない様に、水を切る必要がある。

 

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どうです、大きくて立派でしょ! では、一つ、手に取ってみよう!!! 8~9cmは、ありそうだ!?! これは去年、施肥した効果だろう。 では、早速、衣を付けて揚げて見よう・・ 油の温度は、170℃だ。 衣に色が付いたら、完成だ。 

 

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え? ガクを花びらみたいにひろげて、揚げるんじゃないの・・ですって??? まぁ、普通に揚げた方が食ベ易いのだ。 その理由は、その大きさにある。

 

では、塩で食べて見よう。 塩は、粉末状の「雪塩」だ。 これは、結晶の様なざらつきが無いので、本体の食感を損なわず、また、口解けが速いので、少量で済む。 その結果、本体の味覚を損なわないばかりか、味覚を引き立てる「名脇役」となるのだ。

 

それでは、早速、戴いて見よう。

 

   「戴きまーす!!!」

 

と宣言をして、その一つを取り、雪塩をチョット付けて、口に運んで・・ サクッと歯で割ると、ほろ苦い味が、口中に広がる。 自然と

 

   「うん、美味い!!!」

 

と口から出る。 大きくても、チャンと中まで火が通っている。 

 

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では、開きかけたツボミは、どうするの? 「ふき味噌」にする事は、既述した。 そこで、水洗したふきのとうを刻んで小鍋に入れ、味噌・砂糖・味醂で味付けをする。

 

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そして、炊き立てご飯に乗せて、箸で一緒に食べると、またしても、

 

   「うん、美味いっ!!!」

 

と出てしまう。 もう、これだけで、白飯を何杯でも食べられる!?!

 

リハビリ467―女性の理学療法士

 

さて、作業療法が終わると、続いて理学療法だ、 今日は、いつものS士ではない事は予め分かっていた。 と言うのは、今日はF医師による診察があるので、S士の都合にかかわらず予約をお願いしたからだ。 予約時に、S士はこう言った。

 

   「〇〇日ですかぁ・・ 私はいないけど、〇〇に頼んでおきますね」

 

と。 その段階では、担当者の性別までは、私には、分からなかったのだった。

 

   ――――――――――――

 

で、台の上で寝て待っていると、私の名前を呼ぶ女性の声がした。 私が顔を上げると、私に近づいて来た彼女は名札を示し、

 

   「Nと申します。 本日は宜しくお願いします」

 

というので、私は、

 

   「こちらこそ、宜しくお願いします」

 

と挨拶を返した。 こうして、N嬢による40分間の施術が始まった。

 

   ――――――――――――

 

先ずは、バランスのチェックである。 彼女は私に靴を履く様促し、台に腰掛けた私の正面にスツールを寄せてその上に座り、こう言った。

 

   「私の肩に両手を乗せて下さい」

 

と。 私が遠慮がちに手を添えると、彼女が起立したので、私も起立した。 すると、彼女は

 

   「では、片脚を上げてください。 そう、もっと高く、もっと!」

 

と檄を飛ばした。(誤用であるが) と言うのは、私は『足』を上げるのかと思い、片足を床から離したが、どうも『脚』を上げる事らしい。 そこで、膝を30cm程上げたら、

 

   「ハイ、反対の脚も」

 

と、OKを貰った。 

 

   ―――――――――――――

 

さて、施術はこうして始まった。 まぁ、人が違えば、方法も違う。 そう言う意味では、新鮮だ。 唯、だからと言って、全てが新技と言う訳でも無い。 ここでは、幾つかの候補から新技を披露しよう。

 

彼女は私に靴を履くよう指示し、窓際に連れていった。 そして、壁から40cm程離れて足を肩幅に開き、手を窓の下側の壁の上端に置く様、彼女は私に指示した。 その結果、私の身体の中心線は、ほぼ鉛直・・から、僅かに、壁に寄りかかる位になった。

 

と言うのは、窓の下端の高さが床から100cm程あるのだ。 つまり、偶発的に開いた窓から落ちる・・と言う事は無い高さだ。 と言うのも、ここは7階、落下すれば死は確実であるから・・

 

その状態で、お臍を前に出せ・・と言う。 この動作を2~3回やったら、気付いた。

 

   「(これは・・ どこかでやった事がある)」

 

と。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/10/14/083111 (この排尿後の運動)

 

つまり、デジャヴーでなく、リアルな体験だった。

 

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さて、一通り施術が終わると、彼女は私の左側で私の左腕を持って、リハビリテーション室から受付まで歩いた。 私も最初は、お臍から前に引っ張られる様に歩き始めたが、次第に疲れて、姿勢が崩れて行ったのだろう。 彼女は私にこう言った。

 

   「さぁ、奥様の所まで、胸を張って歩きましょう!」

 

と。

 

え? 彼女の様子が分からない・・ですって??? まぁ、彼女もマスクを着用しているので、一部想像になりますが・・

 

先ず、身長は150cm位で、小柄の割には、体重は50kg近くありそうだ!?! つまり、体格が良いのだ。 尚、それが皮下脂肪でなく、筋肉質なのである。 それは、(彼女に促されて)彼女の肩を持った時に、分かった。 まぁ、理学療法は、巧緻作業を必要とする作業療法より体力勝負なので、ある意味、合っているかも知れない。(汗)

 

 

髪はショートカットで、顔は丸顔。 色白の肌に大きな目。 そもそも、黒目が大きく、白眼も純白だ。 最初に向き合った時、彼女の純粋で大きな瞳で見詰められると、私は、恥ずかしくなった。 いや、別に「邪心」がある訳ではない。 自分の右の白眼に出血があるからだ。 そのため、半分、目を閉じていたのだった。

 

それに、自然で対称な眉。 大きな目に負けない存在感・・

 

では、それらを総合すると?

 

   https://news.mynavi.jp/article/20150617-a221/images/012.jpg

 

え? そんなに目が大きいハズは無い・・・ですって!?!

 

   https://free-dorama.com/wp-content/uploads/2019/01/ataru-1.jpg

 

杉咲・花がマスクを着用し、より一層ショートカットにしたイメージだろうか?

 

 

リハビリ466―日本で一番、宮沢賢治を・・

 

今日は、総合病院での。2019年3月最初のリハビリの予約日だ。 そして、リハビリ後には脳神経内科のF医師の診察日である。 今更、「なぜF医師を受診する必要があるのか、主治医は、中央クリニックのf医師に替わったんじゃないの?」 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/09/22/081631

 

・・と思う人は、このブログの内容を良く理解している人であり、且つ、リハビリの継続条件を失念してしまった人でもある。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/03/07/084447

 

さて、医師の予診を終えて待っていると、M士が声を掛けて来た。 そして、私の左腕を支えながらリハビリテーション室内に入り、

 

   「奥のデスクまで、行きましょう」

 

と案内した。 途中、キャスター付きの椅子や器具類があると、彼は、

 

   「チョット、ご免なさいよー・・」

 

と言って、皆に避(よ)けて貰っていた。 きっと、私の疾患が「狭い所を通るのが苦手」である事を知っているのだろう。 私がそれらの脇を通る時は、私の左腕を持つ彼の手に、一層力が入いる印象だ。

 

   ――――――――――――――

 

さて。奥のデスクに着くと、彼は私に

 

   「どうですか、最近転んだりしていませんか?」

 

と訊いた。 これに対し、私は左唇の傷跡を示した。 彼は

 

   「チョット、待ってて下さい?」

 

と言い残して消えた。 暫くして戻って来た彼の手には紙が数枚あった。 彼は、その内の一枚を私の前に広げながら、こう言った。

 

   「日本で一番、宮沢賢治を書いている人ですよ!」

 

と。 私が意味ワカメで、キョトンとしていると、

 

   「〇〇総合病院で、一番・・」

 

と言い直した。 彼がデスクに広げた紙を見ると、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の2頁目だった。 それを見て、私は彼の発言の意図が分かったのである。 つまり、主語「私」が落ちていて、それを加えると、次の様になる。

 

   「(私は、〇〇さんが(きっと))日本で一番、宮沢賢治を書いている人です(・・と思います)よ!」

 

と。 

 

やってしまった・・

 

3月始めの某夜中、フと目覚めたら、尿意を感じた。 そこでトイレに行くために、ベッドから立ち上がると、その尿意は、益々強くなって来た。 私は、焦った。 と言うのも、万が一にも室内で漏らすとカーペットを濡らしてしまう一方、室外ならフローリングなので、「証拠隠滅」(笑)が、まだ簡単であるからである。

 

さて、トイレの入り口の左側には、トイレ内の白熱電球用のスイッチがあり、夜中だと点灯する必要がある。 そこで、右手をスイッチに伸ばした。 すると、一瞬、体の支えを失った。 こんな時は、右手で近くの柱でもドアノブでも掴まればイイのだが、如何せん半分寝ぼけているので、そんな反射も働かない。 その結果、その場にうずくまる様に倒れてしまった

 

そう、前回も同じ様に転倒してしまった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/12/31/080443

 

唯、前回と違うのは、「上半身の制御不足によるオーバーランだった」が、今回は殆んどその場である。 それなのに、殆んど同じ場所を打ってしまった。 と言うのも、打った痛みの発生場所が、左唇付近だからである。 しかも、前回程ではないが同じ付近から出血してしまった。 まぁ、今回も鼻血ではなさそうなのは、分かった。 これを「学習効果」と言う(^^; それにより、圧迫止血が的確に抑える事が出来たので、割と簡単に止血が出来た

 

さて翌朝、洗面台の鏡を見ながら、血餅をお湯で落として行った私は、とても驚いた。 と言うのは、傷の出血部位が、前回のそれと、全く異ならないなのである。 と言うより、それは恰も、前回の傷口から、何らかの理由で再出血している様にすら、見えた。

 

道理で、今回の傷の痛みには、「チクチクッ」とした要素があったわけだ!?!

 

さて、傷の治療であるが。ゲンタマイシン軟膏をベッタリぬって、その上から滅菌ガーゼ付きの絆創膏(バンドエイド、サビオリバテープの類)を唇に平行に貼った。 それでも食事の時には、落ちてしまった。 でもこれは想像の範囲内であった。 と言うのも、髭が生えているからである。 つまり、テープは肌に付かずに、髭に辛うじてぶら下がっているからである。

 

それでも、2日程で絆創膏が不要となった。

 

それにしても、なぜ今回は転び方が前回とは全く異なるのに、同じ場所に、同じ様な傷がついたのか ・・じゃぁなくってぇ、「どうしたたら、転ばないで済むか」である!

 

人感センサー付きのライトを、ホームセンターで見繕って来るか・・

 

気功53

 

2019年3月最初の行事は、2ヶ月ぶりの気功である。 前回は、1月上旬だった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/30/085712

 

今回は、自宅を8時半に出発する予定が、私が出発直前にトイレに行ったり何だりで、8時35分になってしまった。 あぁ、車内でまたしても妻のブータレを聞かなければならない。(汗) と言うのは、ずっと雨が降っていたので野菜が採れず、和菓子屋で何か「詰め合わせセット」でも。お土産に買って行く予定だったからである。 

 

ほぼ毎回、気功師の家には15~20分程早く着いていたが、和菓子屋往復+購入時間で10分程掛かると先方到着がギリギリとなってしまう・・ そこで和菓子屋では、私は車から降りず、妻のみが入店した。 妻の帰りを車内で待っていると気ばかり焦ってしまう。 

 

漸く妻が「詰め合わせセット」を購入して戻って来た。 こちらから時間が掛かった理由を訊くまでも無く、妻がしゃべり始めた。

 

   「(ショー・ウィンドゥ内に)セットの見本があって、それを注文すると、セット用の箱を持って来て、そこに中身を入れて行くんだもん。 私はテッキリ、セットが出来ているんかと思った。」

 

と。 ま、いずれにしても、そんな説明を聞いているより、出発だぁ・・ 

 

と言う訳で、我々を乗せは車はそぞろ出発し、国道のバイパス道路を一路気功師宅方面に向かった。 すると・・ 何と、約束の時刻より18分も早く到着してしまったのだった。 その理由は色々と考えられるが、朝、「下り線」(=都心から離れる方向)を走るからだろうか? そう言えば。カーナビも一度しか渋滞譲歩を流さなかったし、その辺りに行くと既に渋滞は解消されていた。

 

   ―――――――――――――――

 

こうして、定時に始まった。 先ずは挨拶をしたら、気功師が私の顔を見て

 

   「どうしたの? 目が赤いわよ! 強くこすったの???」

 

と訊いた。 そう、数日前に「結膜下出血」を数年ぶりに起こしたのだった。 ま、放っておけば、血液は自然に吸収されて治るのであるが、それまではある意味「不気味」だ。

 

そうそう、施術中に気功師が、気になる事を言った。

 

   「人がいるのよねぇ・・」

 

と。 私は、自分の中に別の霊がいるのかと思ったら、どうも違うらしい。 と言うのは、次の様な事があったからである。

 

気功師が、妻に訊いた。

 

   「台所に勝手口は、ありますか?」

 

これに対し、妻が肯定の返事をすると、更に訊いた。

 

   「この紙に、家の間取り図を描いて頂戴? そう、2階も・・」

 

と。 すると、気功師は、私への施術終了後に。その紙に鎖から下がった水晶の(8?)角錐の先を当て、〇を付けていった。 すると、殆んどの部屋に〇が、2つずつ付いた。 更には階段の踊り場にも、付いた。 そして台所の掃き出しの外側に少し大き目の◎を描いた。 要するに、最も悪さをしている霊らしい。 気功師は、その掃き出しの外側に「気を込めた」塩を撒け・・と言う。

 

妻の疑問は、それらが皆、地縛霊か否かであった。 これに対して気功師は、住人が持ち込む(連れ込む?)可能性がある事を、例示しながら示した。 ただ、どちらであるかは、現地に現地に行かないと分からない・・と言う。

 

後は、先祖の系列(図)の有無について訊かれたが、母方のは、ある・・と答えたら、どうも、父方のが欲しいらしかった。 きっと気功師に見える私の背後霊は、父方(の先祖)なのだろう・・ か?

 

 

リハビリ465―新技(?)、2種

作業療法が終わると、直ぐにS士による理学療法だ。 いつもの様に台の上で待っていると、S士がやって来て、挨拶をした。 

 

先ずは、彼は私に質問をした。

 

   「今日の体調は、いかがですか?」

 

と。 これに対して、私は、

 

   「余り良くありません」

 

と答えた。 それを聞いてから、歩容の確認を済ませた。 こうして、施術が開始となった。 今回もいくつかの新技を披露した。 その内、2つを披露しよう。

 

先ずは、一つ目である。 彼は、私に靴を履き、台の脇に立つ様に指示した。 その後、近くにあるキャスター付きのスツールを引き寄せて、私の前で腰掛けた。 そして、

 

   「両手を私の肩の上に乗せて下さい」

 

と言って近づいて来た。 そして、更に

 

   「お臍を前にだしてぇ・・ そうそう、そうして、胸を張ってぇ・・」

 

と言った。 そう、以前、平行棒でやったのと本質的に同じだ(と思われる)。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/03/03/104251

 

では、なぜ同じ様な事を異なる条件(環境)でやるのだろう。 もしかしたら最初の歩容のチェック時に、出来ていなかったからだろうか?

 

続いて、二つ目である。 彼は、私を平行棒の所に連れて行った。 そして、前回と同じ様に、2本の棒を手摺りとして握らせ、棒の間に立たせて、こう言った。

 

   「膝を曲げてみて下さい? そう、もっと・・」

 

と。 私が膝を曲げて屈むと、今度は

 

   「ハイ、お尻を突き出してぇ・・ そう、次は、膝が余り前に出ない様に・・」

 

と指示した。 この格好って・・ そう、スクワット(運動)である。 それならそうと初めっからそう言えばイイのに!!! 唯、安全(=転倒防止)のために、平行棒の間でやっているんじゃないの!?!

 

しかし、スクワットが歩行障害/姿勢保持障害と、どの様な関係があるのだろう???

 

   ――――――――――――――

 

帰り際、S士が我々に向かって、小さな声で伝えた。

 

   「私、この3月一杯で・・」

 

と。 これに対し、妻が反応した。

 

   「えぇーっ、辞めちゃうんですか?」

 

と。 すると、彼は申し訳なさそうな声で

 

   「えぇ、他の病院に移るんですぅ・・」

 

と。 妻は残念そうに、

 

   「ホント、皆さん、患者さんより先に『卒業』しちゃうんだからぁ・・」

 

と言った。

 

 

リハビリ464―上手く書けない・・

 

昼食を済ませて、妻の運転で総合病院に出掛けた。 そう、今日はリハビリのある日だ。

 

いつものM医師の予診を受けた時、妻がM医師に質問した。 

 

   「あのぉ、今は別の病院で受診をしているんですが、こちらでリハビリを続けるには、F先生を受診すればイイんですか?」

 

と。 これはF医師による「オーダー票」の効果が、この4月で切れるからだ。 これに対して、M医師から次の様に肯定の回答を得た。

 

   「えぇ、そうです」

 

   「あのぉ、先生じゃあ、ダメなんですか?」

 

妻のこのツッコミに対して、M医師は妻の方を向いて、手を横に振った。

 

   ――――――――――――――

 

こうして予診が終わり、受付前のパイプ椅子に腰掛けて待っていると、M士が声を掛けて来た。 そして、作業療法が始まった。 彼は私をデスクに案内し、

 

   「チョット待ってて下さい」

 

と言い、何かを取りに行った。 暫くして戻って来ると、何かテキストを持って来た。 それを見て、紙に書き写すのだ。 最初は、書く場所として、大きな〚(鍵括弧)〛で括った場所を指定したが、余りにも字の大きさがアンバランスなので、彼が定規を使って幅1.5cm程の縦線を何本か書いた。 所謂、「縦罫」である。

 

そして、私はそのテキストの内容を、縦罫の間に書いて行った。 内容は、バスやトラックの排気ガス環境保全の問題だった。 本来なら、少なくとも幅1cm位の大きさで書くべきなのであろうが、精々7mm位にしかならない・・ オマケに字が小さいと、速く書く癖がでてしまう。 上手く書けない・・のである。

 

すると、M士は、

 

   「私が机をトンと叩きますから、その音を聞いてから、(次の1画を)書き進めて下さい」

 

と言って、机を指でタップし始めた。 まぁ、漢字はタップ通りに書けるが、平仮名ではつい、書き進んでしまう。 すると、

 

   「早いっ! まだ、(タップを)打っていないでしょ!?!」

 

と言う指摘が、M士から飛んで来る。 まぁ、言われればその通りなのではあるが・・

 

本当に不思議な病気だ。