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パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ330―女性の理学療法士  

さて、2016年8月下旬の今日は、リハビリと診察がある日だ。 先に診察を受ければ、リハビリ直前の予診は不要なのだが、診察の方は時間が不定なのだ。

 

まぁ、仮の話しをしても仕方ないので、妻の運転で総合病院に出掛けた。 そうだ、確かI士は不在で。女性の理学療法士を予約していてくれたハズである。 事実、待っていると、

 

   「○○さーん?」

 

と、女性の声がした。 見ると、体格の良い女性だ。 マスクをしているので顔全体は分からないが、髪をポニーテイルにしているので、「ミニ北斗晶」を美人にした印象だ。 名札を見ると、Tと言う名前であった。 女性の理学療法士による施術は、久しぶりだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20131104/1383512727

 

   ――――――――――――――――

 

さて、空いている台を清拭し、施術が始まった。 先ずは下半身のマッサージである。 あ、女性が男性の下半身をマッサージする・・と言っても、誤解はないだろう。(汗)

 

台の上で脚の屈伸・足の反り返り・ハムストリングスの伸展などを行った後、薄い台と柔らかいエアークッションを持って来て、台の下に置いた。 そして、そのツールの所までお尻のみでいざって行ってみよ・・とT嬢が言った。 その昔、O士がやってみせて、私が出来なかったやつだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130629/1372455663

 

そこで私は諦めて、手を使ってしまった。

 

   ―――――――――――――――――

 

T嬢は、薄い台を床に置き、エアークッションは台の上に置き、前者に足を乗せ、後者に尻を乗せる様、指示した。 私はエアークッションに座り、言われる通りやったが、違ったらしい。 彼女は私の足元に廻って、薄い台を奥に半歩分ずらした。 すると足の先の半分は空中に浮き、台には踵しか乗っていない事になる。 これで準備完了である。

 

私のこの状態で、T嬢は私の背中に位置して、私にバンザイを促して私の両腕を持った。 そしてその両腕を上に引っ張り上げた。 すると私の後頭部が、彼女の胸に当たった。 いよいよ、佳境である。

 

リハビリ329―階段を使う

 

8月中旬の某日、総合病院にリハビリに出掛けた。 今回も、K氏が研修だ。

 

さて、台の上で一通りマッサージ・ストレッチ・筋トレを済ませると、担当のI士は私に靴を履く様指示し、私は台の脇で立位になった。 すると、I士はK氏に私のバランス能力をチェックする様、指示した。 すると、K氏は私の正面に立ち、

 

   「片足立ちをしてみて下さい」

 

と言い、私の両肩の外側に手を置いた。 続いて、脚を替える様指示した。 私は脚を替えて10秒位立てた。

 

   「 ・・・ 」

 

それだけだった。 I士は、K氏の次のバランスチェックを待っていた。 気まずい時間―――と言ってもほんの数秒―――が流れ、I士が拙いと思ったのか、私を平均台に呼んだ。 

 

そして、薄い台を置いて先週と同じステップを練習した。 そして、今度は台を立てて練習した。足の高さは数cmから一挙に30cm位になり、台も不安定になる。 この脚の切替動作が、すくみ足の予防に良いらしい。

 

続いて、I士が

 

「階段の練習しましょう」

 

と、提案した。 勿論、本物の階段である。 そこで、I士・私・K氏の順でリハビリ室を出て、廊下を進んだ。 廊下の歩行に問題は無いのだが、角を曲がる時や扉を通過する時に、すくんでしまう・・

 

例えば、階段は防火扉の向こう側にあるので、I士が観音開きの片方の扉を開けてくれた。 私が通ろうとしたら足がすくんでしまい、もう片方の扉にもたれ掛かった。 すると、その扉は固定してある訳では無く、「おっとっと」となってしまった。 勿論、I士とK氏が慌てて、夫々私と扉を抑えた。

 

そして、階段の昇降にはI士が付き添ったが、私は一人で昇降した。 昇る時はI士が後ろに付き、降りる時は私の横に並んだ。 こうして2往復して納得したのか、元のリハビリ室に戻った。 I士は

 

   「階段は何とも無いんですねぇ・・ でも、狭い所ではすくんでしまう・・」

 

と講評した。 私は、

 

   「後は・・ 向こうから人が来たりすると、ダメなんです」

 

と追加した。

うかい鳥山にてランチ(続)  

先ずは、素麺+豆腐が涼しげな器に盛られて来た。 

 

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と思ったら、素麺に見立てた長芋が豆腐に乗っている・・のだと言う。 「長芋素麺」である。 本来は自然薯らしいが、入手困難らしい。 それに「豆腐」とは言っているが、葛(くず)を使ってあるので、大豆の青臭さは全く無く、弾力と自然の甘味がある。

 

続いては、「蓮根万頭 冬瓜」である。

 

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万頭に含まれる蓮根のサクサクした食感と、冬瓜のそれを比較するためなのだろうか? それらが、出汁を十分含んでいる。 冬瓜に乗っている擂り下ろし生姜が、ピリッとしている。 きっと、下ろしたてなのだろう。

 

その次は、「佐久鯉の洗い」である。 佐久の鯉を高尾の清流で10日程飼い、臭みを抜いたと言う。 但し、食前の写真を撮り忘れてしまった。(滝汗)

 

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先を急ごう。 更に「夏鴨汁」、「鮎の塩焼き」と続く。

 

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そして、目の前のゴトクに備長炭が入れられ、今日のメインディッシュである。 それは御殿場の自家牧場で大切に育てられた鶏の肉である。 勿論、放し飼いらしい。

 

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この鶏肉に十分火を通して、専用のタレで二度焼く。 この時、仲居さんが配慮してエアコンを強めにしてくれた。 続いて手羽と薯を焼いて、ピリ辛味噌と唐辛子を付けて戴く。

 

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この辛味噌と唐辛子が食欲をそそって、旨いっ! もう、十分満腹だ。 と思っても、

 

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麦とろ御飯+味噌汁+香の物が並ぶと、なぜかスルスルっと入ってしまう。 押し麦が少し入った白飯に、出汁で伸ばしたとろろ、赤味噌の汁に、きゅうりのお新香・・ もう、これだけで、ご馳走だ。

 

そして、最後に水ようかんを戴いた。 黒糖の香りがする、品の良いデザートだ。

 

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こうして、約2時間のコース料理を堪能した。 それにしても、最後に途中から加わった仲居さんと二人で三つ指ついてお礼を言われると、なぜか恐縮してしまった。 

 

こうして、蛍の観賞エリアを廻って、帰路に就いた。 皆にとって、佳い一日となったのは、間違いない。

 

うかい鳥山にてランチ  

8月中旬の暑い最中(さなか)、納涼を兼ねて「うかい鳥山」に行った。 1年振りである。 前回は蛍鑑賞のために夕方ついたが、この所夜の天候が不安定なので、今回はランチとした。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/06/24/073701

 

(因みに以下の紹介には商業的な意図は無く、特定の店舗や料理を推奨・保証するものではない。)

 

さて、場所は高尾インターから数分、受付が山間(やまあい)にひっそりと佇んでいる。

 

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予約してくれた義妹が受付に車椅子を借りに行ったら、大柄の男性と共に帰って来た。 聞けば、

 

   「うかいの人が、(部屋まで)連れてってくれるんだって」

 

と言う事らしい。 私は、自分で歩ける所は歩きたかったが、後で分かった。 それは、①全体的に勾配がある、②床面が必ずしも平面でなく、段差もある、③通路が狭く、初めてだと危険なばかりか他の客への配慮が必要、等の理由だろう。

 

例えば、①・②の理由により、力が必要だし、慣れないコースで事故られても困るだろう。 それに、③の理由は、店側としては顧客同士のトラブルは、万が一にも避けたいからだろう。

 

で、③の狭さであるが、本当に車椅子が通ると、もう他の人は通れない。 しかも、両脇に手で回す車輪の無い、幅の狭いタイプだ。 それでも、橋は通るのに幅が結構ギリギリだ。

 

   (こんな感じの車椅子でした。 → http://caretaro.com/shop/image_view.html?image=101003000055 

 

こうして、先導する案内役の和服姿の美人に導かれ、途中、水車を見ながら、エアコンの効いた部屋に通された。 

 

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見ると、テーブルと8脚の椅子が並んでいた。 そして、床の間には一幅の掛け軸と生け花があり、脇には茶釜があった。 どうやら、元々(の作り)は茶室らしい。

 

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さて、仲居さんの挨拶の後、料理が運ばれて来た。 続いて、それらを紹介しよう。

 

気功―39  

2016年8月上旬の次の行事は、気功である。 そこで予約日に妻の運転で、気功師宅に出掛けた。 何度も通った道であるが、妻は目的地をカーナビの運転履歴から探し、セットした。

 

さて、今回は意識して歩いたので、気功師からは特にコメントは無かった。 所が、入り口での方向転換が上手く行かず、脇の柱にもたれ込んでしまった。

 

   「ほら、ユックリ! 慌てない、慌てない」

 

とは言うが、別に慌てている訳ではない。 それに、

 

   「脚を上げて!」

 

とは言うが、私に言わせれば、

 

   (それが出来れば、苦労はないっ)

 

と思うのである。 まぁ、それは置いといて、いつもの小部屋に入り、軽い挨拶後、早速施術が始まった。 気功師は右手で水晶を廻し、左手を私の体の上方でかざした。 すると、特に暖かく感じる部位がある。 きっとチャクラが入る「ツボ」なのだろう。

 

こうして約1時間、仰向けになって15分程で施術が終わった。 気功師がお茶を淹れに立ったので、私は元の座布団に戻ろうとした。 しかし気功の施術を受け始めた頃の軽さは、感じられなかった。

 

その後、お茶と菓子を戴きながら、雑談をした。 その中から、私の病気に関する事項について、幾つかのコメントを紹介しよう。 先ず、気功師は開口一番、

 

   「頭の中のモヤモヤしたものを、全部取っといたわよ」

 

と言った。 私の中では、この所、平穏に過ごせているので、思い当たる所が無かった。

 

続いて、脚を上げる練習をやっているかを訊いた。 妻が、

 

   「あっ、それ、リハビリでやってます」

 

と答えた。 更に、ヨガマットやハーフのストレッチポールを持っている事を紹介したら、有効利用しているか、ツッコミが入った。 すると、妻が

 

   「お昼寝マットと枕になってます」

 

なんて告げ口をするもんだから、私がとばっちりを受けてしまった。

 

最後に帰り際、

 

   「また元に戻っちゃったわね? 折角、前回、少し痩せたのに・・」

 

と指摘を受けてしまった。 まぁ、言えてるだけに反論出来なかった。 熱中症予防のためにエアコンを効かせた部屋で、オリンピックでの日本人の活躍をテレビ中継で観ていれば、当然である。 ・・等と開き直っても、屁のツッパリにもならない。

 

リハビリ328―すくみ足の対処法  

で、Kは一生懸命メモを取りながら、I士に質問もしていた。 そして、I士は私の歩行能力を調べるために(、そしてKに歩行状態を見せるために)、室内を脚を高く上げながら、歩く様、指示した。 直ぐ後ろからI士が付いて来て、

 

   「高く、もっと高く!」

 

と囃し立てるので、手を抜く訳にも行かない。 そして、2往復した後、今日の新技に移った。

 

I士は私を平行棒の間に案内し、私の目前の床に高さ5cm程の台を置いた。 I士は更にその奥に、私の方を向いて位置した。 つまり、平行棒の間に私とI士とが少し離れて向かい合い、二人の間に低い台が置いてある。

 

さてこれで何をするのかと言うと、I士は自分の右足を台に乗せて引っ込め、今度は左足で同じ動作をし、それを繰り返した。 4拍子である。 平行棒に掴まっているのに、これを私がやると、その4拍子が上手く続かない。 それを見て、I士は

 

   「台の上には、足は置くだけでイイんです」

 

と説明した。 ナルホド、重心を置かなければ早く出来る。 すると、彼は私と同じステップを踏み、拍手でリズムを取りながら、

 

   「両手は、(平行棒から)離せますか?」

 

と訊いた。 きっと、足を上げて歩くシミュレーションなのだろう。 ただ、手を離すと正確なリズムを刻むのが難しくなる。 その理由をI士が説明してくれた。

 

   「台の上から足を戻すのが、早過ぎるんです」

 

と。 ナルホド、その瞬間は片足立ちになるので、不安定だ。 だから、早くもどして安定しようとしていたのだった。 その不安定の度合いにより、戻す時間が異なるため、リズムが乱れるのだ。

 

で、私が足を台から戻す時も力を抜かずにやったら、OKを貰えた。 すると続いて、もっと難しい課題を出して来た。 それは、

 

   「自分で拍手もできますか?」

 

と言うモノだ。 これなら、台から手を離さざるを得ない・・ しかしこれは、F難度級の難しさだった。

 

と言うのは、手拍子と足のリズムの両方を同時には取れないからである。 第一、手拍子をキチンとやろうとすると、足への意識が薄れてしまう・・ 私のアンバランスを見て、I士は

 

   「バラバラになっちゃいますね!」

 

と言った。 確かに、難しい・・

 

こうして、Kとも挨拶をして、この日のリハビリを終えた。

 

リハビリ327―「彼も、一緒にイイですか?」  

2016年8月上旬、2回目のリハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 リハビリ室に隣接した診察室で、M医師の予診を受けると、M医師が問診した。 前回、「足がすくむ」旨を伝えたからだろう。 私が、

 

   「足が、上手く(前に)出ないんです」

 

と答えると、

 

   「すくみ足・・ と言う事ですか?」

 

と訊き直した。

 

   ―――――――――――――――――

 

ほぼ定刻I士が現れ、隣にいる実習生・Kを紹介した。 そして

 

   「彼も一緒に、良いですか?」

 

と訊いたので、勿論、OKした。 やがて、台の上に仰向けになった私の下半身のマサージが始まると、更に

 

   「少し彼にも触らせても、いいですか?」

 

とも訊いて来たので、こちらもOKした。 すると、彼は手で私の足の裏を抑え、足首を爪先を膝の方に曲げた(=アキレス腱を伸ばした)。 I士はKに、私の足の裏を同様に抑えさせ、

 

   「ほら、固縮がないでしょ」

 

と説明していた。 どうやら、パーキンソン病の固縮と比較していたのかも知れない。 この「固縮」と言う言葉を使って、I士がKに説明しているのを、その後も何回か聞いた。

 

そして後半、I士は私に靴を履く様指示し、私は立位になった。 すると彼は私の正面で両手を軽く取り、片足立ちと、片足での膝の伸縮を指示した。 これは前回もやった。 そこで、I士はKに

 

   「ほら、バランスはイイでしょ?」

 

と説明していた。 更に私に台に腰掛けさせ、両腕を胸前で組ませて、私の肩を左右に揺すった。 そして、Kに

 

   「ね? 立ち直りもイイでしょ?」

 

と説明を加えた。 ここまで来て、どうも今回の目的が進行性核上性麻痺に対するリハビリの研修の様な気がしてきた。