パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

長女の妊娠(10)

 

さて、妊娠5ヶ月に入った長女には、「戌の日」の行事が待っている。 5ヶ月目の最初の戌の日に、長女不在でも、妻と私で〇神社に(妻の運転で)行った。 

 

神社の駐車場に着くと、高い木々に囲まれた昼なお薄暗き境内では、もう既に結界の中にいる様な、厳かな雰囲気がしてくる。 

 

車から降り、歩行器を使いながら、中央に進むと、脇に絵馬を掛ける棚があり、

 

   「無事に生まれました」

 

と言う様な文言ものが沢山並んでいた。

 

   ――――――――――――――――

 

我々は、本殿の正面で、お賽銭を上げ、「二礼二拍一礼」をして、長女の無事の出産を願った。

 

    https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20210320/20210320223429.jpg  (人物は無関係)

 

そして、私が帰ろうとすると、妻が

 

       「ねぇ、ちょっと待ってて?  お守りを買って来るから・・」

 

と言って、社務所に行った。  そして、何か宮司と話し込んでいる!?! 

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20210320/20210320223441.jpg

  

その後、私の所に戻って来て、こう言った。 

 

   「社務所に行って、安産のお守りを買おうと思ったら、こちらを勧めるのよぉ・・ 何でも、こっちは、安産だけじゃあなく、子供になっても使える(=守ってくれる)・・と言うのよぉ。 ・・ 1,200円したのよ! ・・ 安産だけだったら、600円なのにねぇ・・」

 

と。 それを聞いて、私は

 

   「(何だ、テイ良くボられただけじゃあないか!)」

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20210321/20210321164756.jpg

 

 

と思ったが、まぁ、金で箔押しされた立派な桐箱に入っているしぃ、神様に関する事なので、何も言わなかった。

 

神社には、赤ちゃんを連れて、正装した若い夫婦もいた

 

さて、3月最初の土日であるが、長女は帰省しなかった。 と言うのは、彼(旦那)のお母様(=長女の義母)が、安産祈願のため、水天宮に連れていって貰って、祈祷を受けさせてくれる・・と言うからだ。 実際、行って、お守りを買って(貰って)来た。

 

それを、先方の家では、神棚に飾った・・と言う。 きっと、亡き父親に長男の嫁の妊娠を、そして、同じく亡き祖父には初孫の誕生の予定を報告したのだろう。

 

あとは、水天宮の印のついた腹帯である。