パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

またまた、やってしまった。(4)

さて、頭の傷の縫合(?)から一週間が経った9月29日、抜針のために、再び、○けうちクリニックに行った。 妻の運転で、クリニックの駐車場に着くと、妻がクリニックから、空気の抜けた車椅子を借用して来てくれた。 私は、その車椅子に乗り、待合室に入った。 そして、妻が受付を済まして、順番を待った。 流石に今回は、順番通りらしく、40分程待った。 そして、看護師に呼ばれ、処置室(の前室?)に入った。 

 

机の上には、前回と比較すると、遥かに少ないツールしかない・・ やがて、前回、「縫合」した同じ医師がやって来た。 挨拶もそこそこに、早速、2つのツールを滅菌袋から取り出した。 先が丸く反った手術用の鋏(はさみ)と、長さ20cm程の巨大ピンセットである。 きっと、鋏でステープル(ホチキスの針)を持ち上げ、それをピンセットで抜くに違いない! すると、看護師が、2つに折ったガーゼを傷に沿う様に頭に当てた。 きっとこれは、抜針した時の出血に備えたものだろう。

 

そして、いよいよ「その時」がやって来た。 医師がステープルを、剝がし始めた。 その痛いのなんのったら!?! だって、麻酔無しで、頭皮の肉に馴染んだ針を、無理やり引き抜いてゆくんですよ!!! 私は、本数を数えながら、10に達するのを待った。 しかし、途中、抜針の余りの痛さに、本数が分からなくなった・・

 

では、針を打つときと、どちらが痛いか・・ですって? ほぼ同じに思えた。 但し、針を打つ時は、曲がりなりにも「麻酔」が効いている。 

 

しかし、その昔、T胃腸科医院で縫合糸を抜く時には、痛みは無かった。

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/07/30/075111 (そして、(手術用の)鋏でぷちぷちと切り出した。 しかし、抜糸に伴う痛みは、なかった。)

 

漸く、針を抜き終わった時には、アドレナリンがタップリ分泌され、手の平から、汗が滲んでた・・ まぁ、看護師が特別な処置をしなかったので、異常な出血等は無かったのだろう。 こうして、無事に抜糸(抜針?)が終わり、無事に帰宅の途に就いた。

 

では万が一、次回、縫合が必要な程出血したら、T胃腸科医院が良いだろうか、○けうちクリニックが良いだろうか?

 

もし、○けうちクリニックで、ステープラー(ホッチキス)でなく、チャンと麻酔薬をs.c.(皮下注射)して、糸で縫合するなあ、○けうちクリニックであるが、ろくに麻酔も効いていない内にステープラーで止めて、出血覚悟で針を抜くなら、T胃腸科医院だろう。

 

時々、(全身麻酔による)開腹手術後に、傷をステープラーで止めるらしいが、きっと、抜針の時は、麻酔しないんだろうなぁー・・ その時の痛みを想像すると、今更ながら、「健康って素晴らしいなぁ」と思うのである。

 

最後に、妻が、

 

   「ねぇ、車椅子の空気、何とかならないかしら・・」

 

と言うので、私が

 

   「そうだねぇ・・ メンテナンス担当がいないし、(クリニックの)職員は使わないので、分かんないんだろうなぁ・・ 教えてあげたら?」

 

と言いったら、会計時に職員に告げていた。 もう、このクリニックに来る事は無いことを願うばかりだが、本当に空気が入ったか否か、気になる所ではある。