パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

また、やってしまった。(2)  

 

本稿は、前稿の続きである。 前稿のURLは、次の通り。

 

   

https://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2020/09/11/101611

 

さて、前回、風呂上りに、歩行器を持ったまま前に転倒し、左側額の上部にこぶを作ってしまった事、及び、そのこぶの頂点から僅かに出血し、その傷の処置をした所まで報告した。

 

これで、一件落着かと思われた。 と言うのも、こぶは翌日から目立たなくなり、傷も薄皮を剝がすように日に日に良くなって行き、もう、3日目からは、バンドエイドは不要となったからである。

 

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所が、5日目に、妻が私の顔を見て、

 

   「どうしたの? 目の上??? アイシャドウを塗った様になっているよ!?!」

 

と言うのである・・  私は、

 

   「(まさか・・)」

 

と思いながらも、手鏡を見た。 すると、本当に左目の瞼(まぶた)に沿って、暗い紫色になっているではないか!?! これはきっと、こぶの中の血液が下りて来たに違いない・・と思われた。 さあ、困った・・ 困ったからと言って、特別打つ手もない・・ まぁ、ほおって置くしかないだろう。

 

すると、翌日には、今度はその紫色が目頭まで下りて来たのである。 今度は、もっと濃く、くっきりと・・ 

 

まるで、パンダである。 と言うか、目にパンチを受けた様である。 これじゃあ、人前に出られない・・ しかし、リハビリの日は、やって来る・・ 

 

   「(そうだ! サングラスをすれば、分からない!!!)」

とは思ったが、サングラスをしている方が、目立つ・・ と思い、そのままリハビリに行った。 すると、担当の理学療法士が、

 

   「ここ、どうしたんですか?」

 

と訊いた。 私は、転倒した事、その結果こぶができた事、更にその

 

   「こぶの中の血液が。下りて来たんです」

 

と説明した。 まぁ、それで彼が納得したかどうかは分からない。 しかし、それ以上のツッコミは無かった。

 

しかし、問題はこの血液が。目の下まで回って来るか否か・・である。 そうしたら、翌日にはそれ以上、下がらなかった。 更にその翌日には、瞼の一部の色が淡くなっているではないか! そう、血液が周辺の組織に吸収され始めたのである!!!

 

その後、どんどん色は日ごとに薄くなってはいったが、ほぼ分からなくなるまで、一週間を要した。