パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ513―背後霊かっ!?!  

10月第3週のリハビリの様子を紹介しよう。 この所、週の前半の紹介が多かったので、今回は後半の様子でも・・

 

週の後半の理学療法の担当はK士である。 但し、開始時刻は、週の前半より、チョット早い。 と言うのは、週の後半の迎えの時刻(9:15)が、週の前半の方(9:40)より25分早いからだ。 勿論、生活サイクルは、早い方に合わせる。 そこで、週の後半はトイレ(小)は9時頃までに、済ませておく。

 

では、週の後半、迎えの早い日は? 必然全的に帰りも早くなる。 だから、9:00頃に排尿すれば良い事になる。 しかし、尿意の強さはその時によっても異なる。 まぁ、6:40起床だと、起床直後にトイレに行き、次は8:00頃行く事になる。 (因みに、トイレの間隔は、1時間半位だ。)

 

週の前半(9:40迎え)は、次の排尿が9:25頃になるので丁度良い。 しかし、週の後半は、異様だ・・ 9:00では、未だ尿意はない。

 

そこで、8:00の排尿後、トイレに行かずに出発準備をしていたら、妻が

 

   「(お迎えの)車が来たわよ!」

 

と言うので、運転手のヘルプも得て、車上の人になった。 その後、N整形外科に到着し、いつもの手順で機械によるリハビリを受けていると、K士が前の患者のリハビリを終えたので、私が受け始めた。 そして、それが終わって残りの機械によるリハビリを受けていると、急に尿意を催して来た。

 

まぁ、オシッコの事を考えていると尿意は益々強くなるばかりなので、別の事を考える事にした。 例えば、

 

  「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空 ・・」

しかし、それは一時凌ぎでしかない。 そこで、私は、リハビリの全工程が終了した時点で、車椅子を押している女性に、トイレに行きたい旨を伝えた。 すると彼女は、車椅子を男子トイレの入り口に寄せて、両輪をロックした。

 

私が杖を使って車椅子から降り様とした、将にその時、どこからかKクンがやって来て、

 

   「こう言う時は男同士の方が、イイと思って・・」

 

と言った。 まぁ、そう言われれば、反対する人はいない。 そして、彼は洗面台の脇を通って、男子小用の所まで、私を案内した。 そして私は一番手前の、障害者用便器の前に立った。 女性は知らないとは思うが、一番近い便器には、左右にU字形の手摺りがあり、胸の高さにバーがあって、万が一、利用者がバランスを失っても、「前」には突っ込まない様に出来ている。(笑) 唯一のリスクは、後方転倒だ。

 

   https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/f/5/e/f5e4c84c22fe7e2a12f898082aca97c2.jpg

 

私が

 

   「(おや? 彼は、いずこに???)」

 

と思ったら、彼は私の後ろにいた!?! 私は傍に人がいると、出なくなる性質(たち)なので(笑)、これには困った。 まぁ、彼としたら、私の後方への転倒を防止するために立っているんだろうが、これには参った。 まるで背後霊の様に・・ まさか、

 

   「(まだ出ないのかなぁ・・ 随分、時間掛かっているなぁ・・)」

 

なーんて思っていないだろうなぁ・・と考えると、益々出なくなってしまう。(滝汗) しかし、万が一背後霊であったとしても、私のために守っている「良い背後霊」(=守護霊)だと思うようにして、力を入れて、やっと出た!  

 

こうして無事に帰路に付く事が出来た。