診療011-201907(1)
今日は午後から、f医師による診察日だ。 そこで、妻の運転で、中央クリニックに行った。 定刻には30分間の幅があるが、その後ろの方に呼ばれた。 診察室にはいると、f医師は、
「どうでしたか?」
とこの5週間の様子を訊いたので、私は
「転んでしまいました」
と答えながら、以下のメモを渡した。
- 前回受診日(2019年6月〇〇日)以降の体調について
- ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジピン5mg、ノウリアスト40mg(いずれも1日量)は、ほぼ毎日服用した。
- 7月上旬某日、椅子から立ち上がった時、ふらついて網戸に突進してしまった。 額の中央に擦過傷を負う。
・ ゲンタマイシン軟膏を塗布し、傷は数日で完治した。 突進後、家中の網戸を補修した。
- 7月上旬某日、M整形リウマチクリニッックへ。 M医師より、右肘の瘤の「完治宣言」を頂く。
- 7月上旬D日、23時半頃、脱衣場入り口で、すくみ足により転倒してしまった。 柱の角に当たり、額の左上、生え際辺りにV字型の裂傷を負う。
- その翌D+1日、市内のT胃科医院にて、局麻下、6針縫合した。
- D+2、D+4、D+7日に消毒のため通院、D+9日に抜糸して、通院終了となった。
- 他の症状
- 足のむくみは、Mクリニックで処方された「防已黄耆湯」(ボウイオウギトウ)の副作用で改善。
これを読んで、f医師は、
「ヘッドギヤでもしますか? 少し暑いけど・・」
と言った。 転倒については、
「『頭を打って硬膜下血腫を作る』か、『ここを打って大腿骨頸部骨折で寝たきりになる』か・・でしょうね?」
と左手で左側の骨盤を叩きながら、注意をしてくれた。
そこで、妻が
「(転倒予防のため)家の中に、手摺りを付ける事にしたんです」
と紹介すると、
「手摺りねぇ・・ あと、何年役にたつのかなぁ・・ いっそ、車椅子にしちゃう・・とかは?」
とf医師が言うと、妻が、
「車椅子で生活できる様に、家の中を(再度)改築するんですか?」
と、重ねて訊いたら、彼は、
「う~ん・・ (家庭では)入り口のドアとか狭くて(車椅子が)通れるかなぁ・・ 或いは、施設で暮らすとか?」
と答えた。 つまり、私は何れ歩行困難になり、車椅子生活になるだろう。 まぁ、その時期は、家に手摺りを付ける事で(何年かは)遅らせる事は出来るだろうが・・と言う事である。 ま、f医師にすれば医学的な事実に基づいて、患者の平均的な転帰を述べたのであろうが、妻と私に取っては、この先の私の(悪い)状態を見通した様で、ショックである。
また、私の「出来る」と言う主張について、妻が「本当は、出来ない」と言い、f医師はこれに同意を示し、
「(行動の結果や、リスクを評価するための)前頭葉がイカれちゃうのかなぁ・・」
と言った。 ま、何処まで本気か分からないけど、これも私にとってはショックだった。