パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療004―201812(2)  

私は、以下のメモを出しながら、こう答えた。

 

   「ダメでした・・」

 

と。 私が提出したメモには、その様子が詳述してあったので、f医師は、行毎にペンをメモの上に置きながら、ジックリと読んでいた。 そこには、次の様に書いておいた。

 

(1) 前回受診日(2018年11月〇日)以降の体調について 

  • ① ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジピン5mg(いずれも1日量)は、毎日服用した。
  • ② 体調は、ADLが低いながらも、安定していた。 その結果、転倒による大きな怪我は無かった。 そのため、 妻と共に渋柿から干し柿を作れた。

 

渋柿(全300個?)の約半数の皮を剥き、紐で括(くく)って熱湯殺菌後に吊るす。 2週間後には、もう直ぐ、粉(こ)を吹きそうである。

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20181120/20181120233729.jpg 渋柿(全300個?)の約半数の 

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20181120/20181120233725.jpg 皮を剥き、紐(写真、左上)で括って、

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20181120/20181120233723.jpg 熱湯殺菌後に吊るす。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20181120/20181120233720.jpg 2週間後には、粉(こ)を吹きそうになる。

 

(2) 処方について      

  • ③ 前回のトリプタノールの処方(5mg×3錠/日)は、体調の改善に資さなかった。
    • 11月m日、朝・昼、各一錠服薬したら、夕方、少しふらつく印象がした。 その時はトリプタノールの作用とは思い付かず、夜、一錠服用して就寝した。
    • 翌11月m+1日、朝、すくみ足が酷くなった。 それでも、朝一錠服薬した。 その結果、日中ADLが低下し、転倒のリスクも増加した。 そこで、服薬を中止した。 (服薬:計4錠)
    • 翌々日の11月m+2日は、ほぼ終日体調不良のままだったが、m+3日には恢復した。
  • ➃ 純粋無動症(以下、PAGF)とセロトニンについて
    • 文献では、進行性核上性麻痺(以下、PSP)の薬物療法として、三環系抗うつ薬の処方例があり、脳内のセロトニン濃度を増す事により奏功している様であるが、それはPSPの典型例であるRichardson Syndromeの事であって、非典型例であるPAGFでは効果のスペクトルが異なるのでは? その理由は、アゴニストのセディールでも、同様の結果だったから・・。
    • もしそうなら、PAGFの症状(の一部)はセロトニンによる?
    • であれば、セロトニン・アンタゴニスト(例:ペリアクチン、一般名:シプロヘプタジン)で、PAGFの症状は改善するはず。
  • トリプタノールには、望ましい副作用もあった。 例えば、夜間頻尿(一晩3~4回が、0~1回に)や切迫尿意に改善が見られた。 (トリプタノールの抗コリン作用か?)

 

これを読んで、f医師はこんな事を言った。

 

   「セロトニンは、純粋無動症には効くんだけどなぁ・・」

 

と。 と言う事は、私は純粋無動症では無いのか? もしそうなら、何の病なのだろう・・