今年も蛍を見た。
2018年7月の中旬になった。 義妹夫婦の案内(=予約や車椅子の手配と運転)で、「うかい鳥山」に夕食と蛍鑑賞会に出掛けた。 私の姪も含めて、総勢7人だ。
https://www.ukai.co.jp/toriyama/
(因みに以下の紹介には商業的な意図は無く、特定の店舗や料理を推奨するものではない。 また、味は個人の感想である。)
今年で何回目だろう・・ まぁ、義妹夫婦達も含めた我々の、年に一度の贅沢である。 ブログを「蛍」で検索すると、初回は2014年の様だ。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/06/24/073701
その後、2015年2017年と行っているので、蛍の鑑賞会としては4回目になる。 尚、「うかい鳥山」としては、7回目になる。 蛍の時期は、メニューは一種類のみなので、選べない。 そこで、それらを紹介して行こう。
最初は、山芋の素麺だ。 山芋を素麺に見立てた一品(逸品)であるが、どうやったらあんなヌルヌルするものを、こんなに細く、同じ太さに揃える事が出来るのだろう・・ その下にあるのは豆腐であるが、普通の豆腐ではなく、少し弾力がある。 そのため、箸で容易に挟めるので、全体をそのまま口に運ぶと、豆腐の弾力・山芋のヌルヌルや出汁・生姜の香り等が混然一体となって「味」を構成して行く。
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続いての一品は、「つくね」である。 鶏肉の(脂の殆んど)無い胸肉だろうか、少しトロミの付いた汁が絡んで、美味い! 一緒の野菜は、冬瓜(とうがん)とオクラだ。 いずれも、つくねの味(食感も含む)と喧嘩しないばかりか、逆に引き立てている。
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次の一品は、「鯉のアライ」だ。 長野(?)から(生きたまま)仕入れた後、高尾の清流で過ごさせるので、「臭み」が全く無い・・と料理を運んで来た仲居さんが、説明してくれた。 その仲居さんであるが、大阪の出身である・・と言う。 関西の大学を卒後、研修を受けて、配属された・・らしい。 関西弁のトーンは全く無かったのに、日本一暑い「熊谷市」の事もその(大まかな)位置も不案内だった事も納得が行く。
話しは戻って、その味であるが、そのため無味無臭となり、付けダレの、甘酢味噌の味しかしなかったのが、却って残念であった。
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しかし、こんなペースで食事を紹介して行ったら、それだけで終わってしまうので、以下は写真だけにして、知りたい人は過去の日記をご参照戴くとして、早く蛍の話しに移ろう・・
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さて、食べ終わると、仲居さんが8時から蛍を飛ばす・・と言う。 そこで外に出て待っていると、「ほー、ほー、蛍来い」と懐かしい童謡が流れ、「もう直ぐ、真っ暗になるよ」と案内している。
やがて、その音楽も止み、電気(照明)が落ち、漆黒と静寂とが訪れ・・ 訪れるハズだったが、大きな団体と一緒の日だったので、人の声は止まず、「静寂」にはならなかった。 残念・・
尚、飛びながら点滅する蛍の軌跡を撮影したかったが、叶わなかった。
最後は、全体会影であるが、この写真では分かりにくいが、車椅子を降りる事無く、テーブルに着ける様になっていた。 ウン、中々準備の良い対応である。
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尚、この蛍を見る度に、
「(嗚呼、また一年生き延びたーーー!)」
と思うのである。