グルタチオン療点滴法―4―2とリハビリ417
O医師にとっては、血液検査の成績が正常域にあるだけではダメなのである。 例えば下記はO医師が私の検査結果に対して、コメントを寄せたもの、及び範囲外だった項目(成績欄の数値の左に「H」、「L」)だ。
(基準値のMは、男性を表す。)
検 査 項 目 成 績 単 位 基 準 値 目 標 値
クレアチニン 0.78 mg/dL M 0.61-1.04 0.8-1.0
尿酸 L 3.0 mg/dL M 3.7-7.0 5
総コレステロール 196 mg/dL 130-219 240 (?)
ALP H 404 U/L 110-360
γ-GT 24 U/L M 75以下 16-20
CK 119 U/L M 50-250 100
グリコアルブミン 13.9 % 11.0-16.0 14-15
1,5-AG 14.1 μg/mL 14.0 以上 18 以上
MCV 97 fL M 83-102 95
MCHC L 31.4 % M 31.6-36.6 33
網赤血球数 16 %o 2-27 8-10
フェリチン 144 ng/mL M 13-277 100
鉄 155 μg/dL M 45-200 100
UIBC 比色 177 μg/dL M 110-300 200
亜鉛 83 μg/dL 65-110 110
リンパ球 L 19.8 % 20.0-51.0
まぁ、色々と評価はあろう。 しかし、例えば、MCHC (平均赤血球ヘモグロビン濃度)の様に範囲外と言っても、その差が僅かな場合は問題にしない医師も多い中、チャンと目標値を示した。
個々の数値は別として、全体的にはどうなのだろう。 先ず、MCV(平均赤血球容積)が(目標値より)高めなのにMCHCが低い事から、未熟な赤血球が多い事が考えられる。 そこで、見て行くと、網赤血球数が目標値の倍近い値となっている。 そこで更に、(血清)鉄や(血清)フェリチンを見ると、確かに高い・・
どう言う事かと言うと、正常な赤血球は変形能が高いので、自分の直径より細い血管を通り抜けられるが、網赤血球はそれが低いので、毛細血管内でつかえてやがて破裂してしまう。 そのため、鉄やフェリチンが上昇するのである。
所で、ALP(アルカリフォスファターゼ)の値が異常に高いが、私はその数値を見た時、気功師の言葉を思い出した。
「肝臓の数値が±0なの・・ 他の臓器はプラスなのだけどねぇ・・」
( http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/04/04/101405 )
しかし、次の結果から、肝臓(や胆道系)は正常だと考えられる。
AST [GOT] |
20 |
U/L |
10-40 |
|
ALT [GPT] |
20 |
U/L |
5-45 |
|
では何故、ALPが高値だったのか? ここから先は、そのアイソザイムを調べないと分からない。 しかし、O医師は
「お腹(腸)とか、骨(代謝)に異常があるとか・・」
と言っていた。
では、グリコアルブミンの値は? これは至近3ヶ月の血糖値のコントロール状態を表すそうである。 つまり、一般的な検査で言う、HbA1cと同じ意味である。 これは、勿論正常域ではあるが、目標値より低いと言う。
「(血糖値が低けりゃ、糖尿病のリスクが低くて、いいんじゃないの?)」
と思われた方も、いらっしゃるかも知れない。 しかし、O医師に言わせれば、
「血液の質が悪い・・って事なんです」
と。 まぁ、タンパク質も、血糖値も、総コレステロール値も(目標値より)低い。 オマケに鉄や亜鉛、ビタミンまで足らないと、そう言われても仕方ない。