パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グルタチオン点滴療法―4―1とリハビリ417

 

今回も、点滴後にリハビリに行った。 その方が(病院への)移動等が楽だからだ。 それに、一日で病院行事を纏める事ができる。 そこで先ずは、O医院にてグルタチオン点滴を受けよう。

 

10時の予約少し前に医院に到着し、受付で

 

   「点滴をお願い致します」

 

と、診察券を入れる時にそえる。 すると、やがて名前が呼ばれて物療室に入ると、リクライニングシートの脇に点滴スタンドがあり、既に点滴の準備が出来ていた。 点滴液を見るとピンク色であり、明らかに前2回の点滴液の色とは異なっていた。 恐らく、アンプル16本のタチオン(=3200mgのグルタチオン)が入っていると思われた。 

 

   ――――――――――――

 

点滴そのものは無事に終わったが、看護師が

 

   「(点滴が)終わりましたら、先生から(血液検査結果の)説明がありますので、外で(=廊下の椅子で)お待ち下さい」

 

と言うので、椅子に腰掛けて待っていると、診察中の患者が終わり次第、第一診察室に呼ばれた。 医師のテーブルの脇の椅子に掛けると、妻も看護師から丸椅子を受け取り、私の後ろに座った。

 

すると、O医師は検査結果の表を私の方に向けて、ボールペンで書き込みながら説明を始めた。 既に何十回と血液検査を受けた事のある読者・諸姉諸兄の中には、

 

   「(嗚呼、また、いつもの項目の羅列と冗長な説明を聞かされるのかぁ・・)」

 

と思われた方も居られるかも知れない。 実は、私もその一人だった。 しかし、その期待(?)は、見事に裏切られた。 例えば、上から3項目を紹介しよう。

 

   

検 査 項 目

成  績

単 位

基 準 値

ucOC

              4.78

ng/ml

4.50未満

TRACP-5b定量

H    707

mU/dL

 

総蛋白

               6.9

g/dL

6.7-8 .3

 

これらについてのO医師のコメントは、以下の通りであった。

 

先ず、ucOCであるが、これは「低カルボキシ化オステオカルシン」の意味で、この数値が高いと言う事は、(骨の)ビタミンK不足を意味し、疾患としては骨粗鬆症を意味する・・と言う。 

 

続いて、TRACP-5bであるが、これは「酒石酸抵抗性酸フォスファターゼ-5b」の意味で、この項目の高値は、代謝性骨疾患・骨転移・骨粗鬆症等を意味する・・と言う。 と言うのは、骨吸収によってできる骨の分解産物とともに血中に放出されるため、骨吸収の亢進に伴い血中のTRACP-5b も増加するからである。 男性の正常域は、170~590 mU/dL。

 

最後に、総蛋白であるが、普通は正常域にあるとしとて看過されがちであるが、O医師は

 

   「7.5以上、必要だ」

 

と言い切った。 つまり、栄養素としてタンパク質が不足している事を意味する。

 

つまり、正常域にあるだけではダメなのである。