パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グルタチオン点滴療法―3―2

なぜか彼女はまたしても、グルタチオンの点滴のために、前腕正中皮静脈を選んだのである。

 

その結果・・ またしても、同じ状況に陥った。 すると彼女は、私の左腕から抜針し、隣の「第二診察室」に消えた。 続いて、ほぼ入れ替わる様に大柄な看護師が出て来た。 見るからに「古参」と言う印象で、名札を見ると、「K」とある。 

 

   ―――――――――――――――――

 

Kさんは私の左腕の(最も隆起している)尺側皮静脈に、新しい翼状針を一回で刺入し、無事に点滴が始まった。

 

点滴の時間は10~15分と短いが、その間は暇である。 そこで点滴液を見ると、前回と同じ、淡い紫色である。 一瞬、

 

   「(チャンと、グルタチオンは増量してあるんだろうなぁ・・)」

 

と思ってしまったが、その疑問は点滴液バッグに添えてある小さなカードを見て瓦解した。 と言うのは、そこには、次の様に書いてあったからである。

 

   

生理的食塩水

 

 

生理的食塩水

 

3/n1

メチコバール

 

 

メチコバール

 

 

タチオン

4A

 

タチオン

 

 

生理的食塩水

 

 

生理的食塩水

 

3/n2

メチコバール

 

 

メチコバール

 

 

タチオン

8A

 

タチオン

 

 

生理的食塩水

 

 

生理的食塩水

 

3/n3

メチコバール

 

 

メチコバール

 

 

タチオン

12A

 

タチオン

 

 

ここで、n1=初回日、n2=2回目の日、n3=3回目の日=今日 である。 そして、「4A、8A、12A」のみ手書きだ。 それらの意味は? 私の推定は、夫々「アンプル4本、アンプル8本、アンプル12本」だ。 と、言うのは、タチオン(注射用)は1アンプル中に、200mgのグルタチオンを含有しているので、最終的には、夫々「グルタチオン800mg、グルタチオン1,600mg、グルタチオン2,400mg」を意味すると考えられたからである。

 

尚、メチコバールビタミンB12の類縁化合物だ。