パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

社会保険審査会

家族旅行から帰ったら、次の行事は「社会保険審査会」への出席である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/10/19/072423

 

開催通知からほぼ1ヶ月経った10月中旬、弁護士のベンツに乗って、霞が関厚生労働省まで、妻と共に出掛けた。 それを聞いて「おや?」と思った方には、☆5個進呈・・ なーんちゃって!?!

 

実は弁護士には代理人として会に出席して貰う予定だったが、弁護士から

 

   「一緒に、行きませんか?」

 

とお誘いを受けたのである。 まぁ、依頼の根拠が「妻(又は私)が車を運転して(霞が関まで)行けないから」だったので、弁護士が運転してくれるなら、断る理由もない。 きっと、弁護士にとっても初めての業務であり、また責任の大きさから一人で行く事に躊躇いがあったのだと思う。 そこで、同行をOKしたのだった。 と言うのも、弁護士は厚生労働省の近くの日弁連に車で行くらしいので、都内の道路事情に明るいのだろう。

 

   ―――――――――――――――――――

 

こうして一旦弁護士事務所に寄り、ベンツに乗り換えて、いざ霞が関に出陣となった。 途中首都高速が混雑していたが、これも織り込み済みなので、定刻30分程までに厚生労働省の庁舎前に到着出来た。 ここで弁護士は車を日弁連の駐車場に置きに行くので、一旦分かれた。

 

そして石段を登ると制服姿の警備員が待っていて、訪問者に用件を訊いていた。 勿論、妻と私は、社会保険審査会に出席する旨を伝え、私が運転免許証を提示したらそのままパスした。

 

   「(何だ、この程度のセキュリティか?)」

 

とは思ったが、実際は違った。(後述)

 

さてここで、厚生労働省の職員を呼び出さなければならない。 それは、予め車椅子の借用をお願いしてあったからだ。 建物に入って直ぐの所に電話機があるので、そこで内線を架けた。 暫くすると、細身の女性がゲートに名札を当てて出て来て、

 

   「○○さんですか?」

 

と誰何したので、

 

「ハイ、そうです。 本日は宜しくお願いします」

 

と答えると、彼女は車椅子を探しに行った。 どうやら、このゲートを通過するためには、ICチップの付いた身分証明書か来客用名札が必要らしい。 そこで周囲を見回すと、受付があり、そこで来客用名札を発行して貰うらしい。

 

そこで妻に3人分貰って来る様に頼むと、

 

   「赤い判子の付いた書類(会の開催案内)が無いとダメなんだって・・」

 

と戻って来た。 そうだ、あの書類は弁護士に預けてあったのだ。 どうしよう、弁護士を携帯電話で呼び出そうか・・と迷っていると、弁護士の姿が丁度見えた! 妻が弁護士に事情を説明して、3人分の名札をゲットした。