パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

指定難病医療費給付の継続申請

続いて、②をこなそう。 揃える書類は、色々ある。 申請書、臨床調査個人票、世帯全員の記載のある住民票、課税証明書、健康保険証・(現)受給者証のコピー等である。

それらを持って、保健所に行った。 そうしたら、入り口に大きな立て看板があり、そこには「指定難病 ・・ 更新手続き会場」、「会場は、中会議室」と赤い矢印がある。

案内の矢印に沿って進むと、廊下の突当りに車椅子用のスロープがあり、その先の扉がそうらしい。 着くと、受付の女性職員がクリアーファイルと「59」と書かれた丸い番号札を渡された。 室内に入ると、そこは広さがバスケットボールのコート2枚分は優にあり、天井の高い体育館の様だ。

正面に大きい事務デスクが4つあり、4人の事務官が申請者の話しを聞いたり、何かに記入したりしている。 その前には折り畳み式のパイプ椅子が100個程広げてあり、4組が座って順番を待っている。 見ると、一人車椅子のご高齢のご婦人の他は、健常者の様だ。 勿論、車椅子の隣には中年女性が、付き添っている。 つまり、殆んどが代理人による申請らしい。 

ただ、我々はこの後総合病院に行かなければならないので、余り時間の余裕がない。 そこで、妻が入り口の職員に

   「時間がかかりそうですか?」

と訊いたが、明確な返事は無かった。

それでも多少の余裕は見ているので、待つ事にした。 すると、丁度2組程の受付が続けて終了し、しかも不在組もあった事から、順番が一挙に進んだ。 そして程なく呼ばれた。

担当官にクリアーファイルに入れた書類一式とチェックリストを提示すると、彼女は書類をチェックし始めた。 そして、要件を全て満たしている事を確認し、申請書と受付記録に日付の入った収受印を押し、受付記録を妻に渡した。 その間、ほんの2~3分であり、最終に呼ばれたのに、最初に席を立つ事になった。

見ると、一番左の席の女性は、私達がこの中会議室に着いた時から、ずーっと同じデスクで、同じ担当官と話している。 きっと何かを訴えているのかもしれない。 でもここは受付、担当官の裁量の範囲は殆んど無いと思われる。 逆に、担当官が中途半端に受け付けてしまうと、その後の審査会で通らなくなってしまうかも知れない。

郵送されている「継続申請のお知らせ」には、あれ程、条件別に必要書類について詳述され、しかも自己チェックリストまで入っている上に、皆、初回申請でない(=継続なので、申請経験がある)のに、私にとっては、あんなにも時間がかかるのが不思議に思える。 一体、なぜなんだろう? きっと何か、複雑な事情を抱えているに違いない。

ま、他人はどうでも良い。 我々は先を急がねばならない。 そこで保健所を後にして、一路、総合病院へ急いだ。