パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201503―2

そして私が妻に黄色い手帳を出す様に促し、それをS医師に見せた。 勿論、指定難病医療費受給者証と共に・・ 

 

それを見たS医師は、意外な事を言った。 その文言は忘れたが、要は「進行性核上性麻痺」と言う自らの診断に、100%納得出来ていると言う事では無い・・と。 その理由は、MRIで、同疾患に特徴的な兆候が、全く見られないから・・と言う事らしい。

 

では、2月に撮像したMRIの所見は?

 

S医師はマウスを繁く動かして、モニターに出した。 そして、脳の水平・垂直の断面画像を次々と表示し、

 

   「別に、何も無いのよねぇ・・」

 

と小さな声で自分に言い聞かせる様に、呟いた。 でもそれは、患者にとって喜ばしい事である。 そこで、

 

   「じゃあ、センセ、治るかも知れませんね!」

 

と妻が明るく言った。 でもそれは希望的観測であり、同時にS医師の誤診を意味する。 事実、その発言に対し、S医師は反応しなかった。 そして、手首の固縮の有無と、眼球の動きを見た。

 

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続いて、立ち消えになっていた「赤い手帳」の話しを蒸し返した。

 

(3) ○○市役所にて

 

⑥ 難病手当の申請

    • 2月×日に難病手当を市に申請したら、「○○市難病患者手当認定通知書」が3月×日に郵送されて来た。
    • 申請翌月(3月分)から、1,000円/月の支給となる。

 

⑦ 身体障害者手帳の可能性

    • 申請時に市役所の駐車場が混雑し、往来も激しく、歩行障害により身の危険を感じた。
    • その旨を職員に話したら、「赤い手帳」(身体障害者手帳)の取得を勧められた。 (例:安全のために専用駐車場の利用)
    • 先生の御判断(=該当の有無)は、如何でしょうか?

 

これに対して、S医師は考え込んでいる様子だった。