水彩画―鯉
2014年7月中旬、水彩画の次の課題に取り掛かった。 今度のモチーフは、池を悠然と泳ぐ鯉である。 これまでの静物画とは異なり、今度は動物画である。
作業療法士のM士によれば、この絵は難易度が格段にアップしてしるらしい。 デッサンを見ると、3尾の鯉が描いてある。 それを見て、
(ええぃっ! どうせ難しいなら、真鯉・緋鯉・錦鯉を描いてやれっ!!!)
と思ってしまった。 しかし、この事が一層、難しくしてしまった。 と言うのも、鯉の品種により鱗(うろこ)の見え方(=描き方)が異なるからである。
例えば、一番原種に近い真鯉では、魚体の全体に強い幾何学模様の鱗を、続いて緋鯉では、鱗が形成するラインは見えず、鱗を配置して行く。 一方錦鯉では、鱗は殆ど分からない。
更に泳いでいるように似せるには? それには、
- 鯉本体の立体感
- 鰭(ひれ)(特に胸鰭、背鰭、尾鰭)の躍動感
- 池の底面への魚影の投影
- 水面(みなも)の波紋
などに留意する必要がある。
そんな点を気にしながら描いたのが、次のURLである。
http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20140718/20140718105806.jpg?1405648910
どうだろう、私の想いは、表現できているだろうか?