パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功8―「半信半疑」

前回、初めて気功の施術を受けてからほぼ一週間後、妻が気功師に会う機会があった。 もちろん気功師にとっての関心事は、私の改善状況である。 

 

気功師からの質問に対し、妻は

 

       自覚として、体が軽くなった。 (と、本人が言っている。)

       他覚として、表情が明るくなった。

 

旨を報告した。 ただ私は、①と②は本質的には同じ現象・・と考えている。 即ち、

 

  体が軽い=疲労感が無い=開眼困難症状が現れない=目が大きい=表情が明るい

 

と言う図式が成り立っているのが、一つの理由だと思う。

 

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それともう一つ、明るくなった理由は、妻の変化である。 

 

病人の扱い、特に入浴時の事故について注意を受けたからか、私の入浴時に世話をしてくれるのである。 まぁ、今更フルヌードの妻を明るい所で見ても感激こそしないが、「元気」にはなる。 例えば・・

 

タップリの石鹸を泡立て、私に向き直させて○○○を洗ってくれるのである。 すると久しぶりなので、これが気持ちイイ!!! つい、

 

   「もう少し、強くこすって・・」

 

とお願いしてしまった。(><) まぁ、風呂場なので、白い××が飛んで妻の体に掛かっても気にならない。

 

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ただ、気功師はそれでも、不満があるらしい。

 

   「ご主人は気功に対し、半信半疑で(施術を)受けているのよねぇ・・」

 

   「・・」

 

   「それじゃぁ、(効きが悪いから)困るのよ」

 

と、妻に語ったそうである。 

 

でも、私は違うと思った。 もし自信があるなら、そして私を含めた患者からの負託に応える力量があるなら、自分が余命1ヶ月の宣告を受けた癌患者に気(功の力)を授けて1年半延命した話しを延々とするより、別の気功師の様にその力を患者に体感させるほうが、効果的だろう。 いや、テレビでの様なスタンドプレィでなく・・

 

まぁ、でもそれはその気功師毎のポリシー(やり方)なので、だからと言って疑いを深めた訳ではない。

 

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で、施術後一週間は体が軽かった。 逆に言うと、施術から一週間目以降は元に戻ってしまった。 否、それまで体調が良かっただけに、反動で悪化すらした様に思えた。

 

いや、この病気は緩徐進行性なので、程度の差さえあるものの、確実に悪くなっているのだろう。

 

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伏字の○○○は「セナカ」、××は「アワ」である。