リハビリ81―折り紙とジェンガ
「今日は、作業療法をやりましょう」
と言い、作業療法室に案内してくれた。 Y士に促されて着席すると、Y士はどこからか一枚の折り紙と四角い断面の筒を持って来た。 そして
「今、作業療法士に聞いてきたんですが・・」
と言い、折り紙を示し、鶴を折る様に指示した。 私が四つん這いで練習している間に、打ち合わせていた様だった。 折り紙なんて久しぶりである。 途中一箇所間違えたものの、鶴の形にはなった。 それを見て、Y士は、
「私が思っていたより、上手に出来ました」
と、評価してくれた。 指先を使う事って、大切らしい。
「じゃぁ、(今後の訓練のために)千羽鶴でも折りますか?」
とは言われたが、余りにも冗長なので返事をしなかった。
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続いてY士は、四角い紙筒をテーブルに立て、引き抜く仕草をした。 すると中から組み合わさった木片が出てきた。
「これ、知ってます? ジェンガと言うんです」
と言い、使いかたを教えてくれた。 段の途中の木片を抜いて、どんどん上に積み上げて行くらしい。
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ゲーム性もあり、結構楽しい。 まぁ、紹介だけなので、5分程で切り上げた。
「指先は、第二の脳」なんて言葉もある。 次回のリハビリまで、折り紙を少しやってみよう。