パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201112-1


2011年12月中旬、7週間ぶりの診察日である。 妻の運転で予約時刻15:30の少し前に、総合病院に到着した。 診察券を受付機に通すと、受付票がプリントアウトされて来た。

 

神経内科の前で待っている間に、妻が健康保険証を受付に提示して来てくれた。 月に1度の確認のためだ。

 

30分程程待ったら、中待ちに呼ばれた。 椅子に腰掛けて待っていると、妻が

 

   「あれ(を)、やればイイじゃない!」 (妻)

 

と、壁のポスターを指差した。 パーキンソン病に関するものであるが、いくつかの項目やイラストがあったので、私は

 

   「あれって?」 (私)

 

と聞き返した。

 

   「・・ 深部・・」 (妻)

 

と言いかけたので、

 

   「深部電極刺激法の事?」 (私)

 

と確認すると、どうもそうらしい。 そこには、異常な姿勢で歩こうとしている若い男性のイラストがあった。 そして、「ジスキネジア」の文字も・・

 

   「あれは、振戦――手の振るえ――や、不随意運動が酷い人が受けるんだよ」 (私)

 

と、教えた。 妻にはそのイラストが、私が患っている歩行障害と同じに見えたらしい。

 

   ―――――――――――――――――――――――――――

 

中待ちで5分程したら、診察に呼ばれた。 診察室に入ると、I医師の笑顔が待っていた。7週間ぶりである。 ん? 今回もマスクをしているが、例によって口だけを覆っている。

 

このマスクのし方が、私にはどうしても違和感があるのである。 それはきっとマスクは鼻までする様に、子供の頃から刷り込まれているからだろう。