パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

整形外科の受診―2(レントゲン)

M医師はアンケートを見て、私の左膝を屈伸した。 しかし、痛みはなかった。 次に診察用ベッドにうつ伏せになった私の背中や臀部を押してみたが、この時も、痛みはなかった。 しかし、背骨の下の方を押した時、痛みを感じたので、その旨を伝えると、

 

   「ああ、やっぱりねぇ・・」 (M医師)

 

と、M医師はつぶやいた。 そして、レントゲンを撮る事となった。

 

   ―――――――――――――――――――――――――

 

レントゲン室の前で待っていると先客がいたが、10分程で名前を呼ばれた。 部屋に入り、下着だけとなって、撮影台に乗った。 体位や角度を変えながら、腰と膝のレントゲンを撮影した。 それぞれ、45カットだったろうか。

 

着衣後、待合室で待っていると、直ぐに

 

   「○○さん、診察室2番にお入り下さい」 (放送)

 

と、放送で呼ばれた。 M医師は普段は診察室1番にいるので、2番には誰もいなかった。 しかし机の上のモニターには、カルテとレントゲン写真が表示されていた。 どうやら私のものらしい。 そうである、忙しい医師が時間に余裕を持って診察できる様、スタッフが準備しておいたのだ。

 

   ――――――――――――――――――――――――――――

 

膝のレントゲン写真を見て、M医師は

 

   「膝は、湿布だけで治るでしょう」 (M医師)

 

と評した。 腰については、

 

   「椎間板が少し磨り減っていますねぇ・・ (今日)お時間があれば、リハビリもやりましょう」 (M医師)

 

と評した。 湿布薬を処方する旨が伝えられ、診察は終了となった。 そこで私が医師に礼を言うと、そのまま、隣のリハビリ室に案内された。

 

初めて訪れた広いリハビリ室には種々の機械・器具が並んでいて、78人のスタッフが忙しそうに動き回っている。 この規模のクリニックにしては、充実している印象がした。