パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ガレージの見積もり

 

さて、木小屋を解体した跡地にトラクターと乗用芝刈り機のガレージが必要となったが、その建築には建築確認申請が必要となる事は、既述の通りだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/04/02/081227

 

さて、その見積もりを、カーポートを注文した某ホームセンターに依頼した。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/12/15/081721

 

すると、後日電話の上、現地を見に来る・・と言った。 今日は、4月の中旬、その見積もりに来る日だ。

 

待っていると、予定時刻の5分前に玄関のチャイムが鳴った。 

 

   「カイ〇ズにご依頼のあったガレージの見積もりにやって来ました」

 

と、オジサンが立っていた 私は、テッキリ、カイ〇ズの工事部の人間かと思ったら、違った。 と言うのは、軽自動車に「〇ジ産業株式会社」とあったからである。 つまり、ホームセンターの丸投げらしい。

 

ま、色々とオジサンと話した。 特に建築確認申請の必要性について・・ すると、オジサンは「裏技」があると言う。 それは、ガレージをブロックの上に載せて、アンカーで留めると言うものだ。 これだと「移動可能」のため「建築物ではない」ので、「建築確認申請」の必要はない・・と言うのだ。 うん、良い事を聞いた!

 

私は、早速、当方の希望を出した。 先ずは、ガレージの大きさであるが、将来、我が愛車・プリウスを入れ、前後左右に500mmの余裕を持たせると、例えば、「イ〇バ物置の総合カタログ Vol.59」の141ページの「GRN-3157SL-2」の一般型になる。 

 

続いて、コンクリートの広さであるが。ガレージの後方と側方の3方に500mmの余裕を持たせ、残りの方(=前方の入り口)に2,000mmのスペースを取ると、横7260mm、奥行き8275mmのコンクリート工事になる。 結構大きい。

 

最後に、コンクリートの内、周囲分には、1~2%の排水勾配をお願いした。

 

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もう一つの可能性として、プリウスは専用のガーポートに置くとすると、同カタログの132ページのGRN-2142Sでトラクターを収容し、同カタログの174ページのFXN-2634Sで乗用芝刈り機を収容するとする方法も考えた。 この方法だと、コンクリの大きさは、横4630mm、奥行き6775mmの長方形になる。 但し、両ガレージの間を1000mm、周囲を500mmとし、入り口側を2000mmとする。

 

そんな事を話していたら、オジサンがこんな事を言い出した。

 

   「ホームセンターでは、アンカー式のは、やらないので、ご注文は弊社で直接お受けする事になります」

 

と言って、名刺を出した。 そうしたら、営業部のMさんだった。

 

 

リハビリ471―足のむくみ

さて、ここまで、お花見三昧だったが、チャンとリハビリにも行っている。 事実、今日は4月の中旬、そのリハビリの日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 今日は、理学療法が先だ。 すると、M嬢が声を掛けて来て、リハビリが始まった。 すると、リハビリの冒頭、M嬢が私に、質問した。

 

   「奥様は、いらっしゃいますか・・ねぇ?」

 

と言うので、M嬢と私は待合室に行ってみたが、不在だった。 きっと、夫を送り出した後の1時間20分を有効に使うためだろう。 次回、妻にその旨を伝えておこう。

 

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こうして、理学療法が始まった。 脚のマッサージ、足のストレッチを行った。 すると、M嬢が何か気が付いた様だった。

 

   「足がむくんでいますねぇ・・」

 

と。 更に、質問が続いたので、次の様な会話となった。

 

   「いつ頃からですか?」

 

   「・・ 半年位前からです」

 

   「主治医の診察は、3ヶ月に一回位ですか?」

 

   「4週間に一回です」

 

   「では次回の診察の時に、(先生に)訊いてみて下さい。 そのむくみの原因が、循環器系や腎臓が悪いためではないのか・・と」

 

しかし、実際は、むくみ期間は3~4年、診察は6~7週間に一度であった。 次回の診察までに、もう一回リハビリがあるので、どの様に質問したら良いのか、打ち合わせよう。

 

   ―――――――――――

 

さて、理学療法が終わり、作業療法となった。 台の上で横たわって待っていると、M士が声を掛けてきた。 私は、M士の案内で、デスクの前の椅子に腰掛けた。

 

M士は、棚から「中ペグ」を出して来て、こう言った。

 

   「両手で一度にひっくり返してみて下さい?」

 

そして、その場を離れた。 彼が戻るまで、私はペグを両手で取り、半回転させ(=天地を替えて)もとの穴に戻して行った。 ・・積もりだったが、私は右利きなので左の分が上手く返らなかった。

 

そうこうしている間にM士が戻って来て、名前と住所の練習となった。 そうしたら、名前は一発合格(!)、住所のみの練習となった。 そう言えば住所は、市区町村名からは練習したが、県名については、「模写」をやっていなかった。 来週までの宿題(=自主練習)としよう。

 

 

お花見(4)

 

さて、昨日はイタメシを楽しんだが、今日は「夜桜見物」である。 これで、4日連続の花見となる。 いや、本来は翌日だったのだが、義弟の一人の都合で、今日になったのだ。 さて、夜桜の会場は去年と同じ、確か3月も末に近い日だった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/05/02/082637

 

で、計画してくれたのは、昨日一緒にお花見をした義妹である。 夜桜の会場は? 去年と同じ場所である。 そしてお団子(笑)は、その義妹が予約してくれた居酒屋である。 

 

さて、居酒屋の予約は、午後7時・・と言う。 まぁ、夜桜と居酒屋とは、車で10分程かかるので、6時半には夜桜の会場を離れなければならない。 そのため、別の義妹は6時半前に到着したらしく、6時半頃に義妹の携帯に電話が入った。 なぜ、それを知っているかと言うと・・

 

その義妹(夜桜見物を計画してくれた義妹)が我々を送迎してくれる・・と言うのだ。 でも流石に、それは大変だから、一旦遠慮したが、

 

   「〇〇ちゃん(妻の事を“ちゃん”付けで呼ぶ)も、飲みなよー。 偶には、いいがねぇー・・」

 

と言ってくれたので、ご厚意に甘える事とした。 そのため義妹が我々をピックアップした途中だったのだ。 まぁ、義妹は運転中なので、代わりに妻が出た。 待ちぼうけを喰らった方は、当然、怒っている・・ 

 

そもそも、時間配分がおかしい。 我々をピックアップしてくれるので6時半前に我が家を出ても、(義妹が)一旦、自宅に寄って、自分の旦那もピックアップしたら、もうそれだけで、20~25分は掛かる。 そこから夜桜の会場まで、どう急いでも10分。 仮に見物時間=0としても、7時は過ぎている。 実際は、夜桜の会場から居酒屋まで、車で15分程であるので、予約時刻を大幅に越えてしまう・・

 

そこで、

 

   「今から、現地(=居酒屋)集合にしたら(間に合うんじゃない)?」

 

と言う意見も出たが、矢張り、一旦、夜桜の会場に行く事とした。 会場の駐車場に着き、義弟と妻が、先に会場に着いた義妹夫婦を迎えに行った。 妻の話しでは、義弟が、義妹夫婦の前で。深々と頭を下げ、

 

   「申し訳ない、時間をキチンと決めずに・・ でも、〇〇子(自分の妻)も、一生懸命やってるんですよ」

 

と謝ったそうである。 そんな事も知らない当人(義妹)は、車の中で私に、

 

   「ぢ上部、お団子(居酒屋でのご馳走)が出れば、ご機嫌が直るから・・」

 

と、気にも留めていない様だった。

 

事実、居酒屋に入って予約席に着くと、もうメニューに目(=関心)が行ってしまい、和気藹々となって、遅刻の事等誰も脳裏にすら、浮かばなかった様だ。 ま、仮に浮かんでも、今更そんな事を口に出す野暮な人間はいない。

 

刺身も美味かった、焼き鳥も美味かった ・・ 最後に食べた細巻きも美味かった!!!余りの美味しさ・楽しさに、私は生中をお代わりしたが、妻は何も言わなかった。

 

こうして楽しい宴は、無事にお開きとなり。義妹が自宅まで送ってくれた。 皆の都合を調整し、宴席の予約をし、我々の送迎までしてくれた義妹の労を多とするものである。

 

 

お花見(3)  

 

さて、家庭菜園の店子(?)が、満開の桜の場所と美味しいイタリア料理の店を紹介してくれた。 そこで、早速、妻の運転で行って見る事とした。 車で、30分位の所らしい。 義妹達に、A公園でのお花見のお誘いを受けた翌日の事である。

 

 妻経由の又聞きとナビの情報から、「えいゃっ」と出掛けたのがイケなかった。 車は狭い住宅街の道路に入ってしまった。

 

仕方がないので、家庭菜園をやっている人に訊いたら、よーく教えてくれた。 その通りに行くと、やがて森が見えて来た。 ナビによると、どうも某薬科大学の敷地らしい。 その脇を通ると、「桜祭り会場」の案内が出ていた。 うん、間違いない!

 

そこで、桜のトンネルを抜けると、交差点に出た。 下記URLは、将に桜のトンネルを抜ける時の車窓からの写真である。

 

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交差点は、左折のラインが渋滞していた。 と言うのも、「桜祭り」の駐車場があるらしい。 しかし、その列の余りの長さと、今年はもう十分桜を観たので、「ま、いいか!?!」と言う事で、イタリアンレストランに行く事にした。

 

といっても、ナビ頼りである。(汗) ナビで、「イタリア料理」と言う項目を表示させると、すぐ近くにある! その通りに進むと、やがて広い駐車場と看板がみえた。 妻が聞いた店と条件が合う。 名前も「〇ルパ〇ーゼ」と言う事で、妻のうろ覚えとも合う。

 

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え? 入り口の花が気になる・・ですって??? では、正面から・・

 

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   「こう言う風に、店の前が花で飾ってある店って、美味しいのよね!」

 

と言った女性がいたが、将にその通りだった。 

 

店に入ると、11時半なのに、数人が待っている。 そこで、店内を見回すと、手作り(と思われる)ケーキが、通常のケーキ専門店の倍はある。 ケーキだけを買いに来る人もいる様だ。 その反対側が客席であるが、既に満杯である。 

 

そして、その横にはピザ釜があり、女性がピザを焼いていた。 後で知ったのであるが、熱源が薪らしい。 その女店員は焼き上がる毎に、何やらを唱えていた。 私はイタリア語に不案内であるが、もしかしたら、イタリア語で「美味しいピザが、焼けましたよー」と言っているのかも知れない。

 

7~8分待つと、店員が案内に来た。 店内の客席は、殆んど女性が占めている。 男性もいるにはいるが、女性のお供であるのは、雰囲気で明らかだ。

 

やがて来た店員に、サラダランチから、妻はアサリとタラコのパスタを、私は季節のメニューから桜エビとクリームのピザを頼んだ。 サラダランチとは、サラダ・パスタ 又は ピザ・コーヒーのセットである。

 

所で、どの2人用テーブルにも、取り分け用に中皿が4枚置いてあり、取り分けを推奨している。 そして、各テーブルには液体の入った大きなガラスのポットがおいてあった。 私は、ペペロンチーノかと思ったら、オリーブオイルだった。

 

さて、サラダが来たが、レタス・ミニトマトクルトンブラックオリーブ等にドレッシングが掛かって、美味しい。 え? ドレッシングの種類ですか??? 愚問だね!?!

 

いよいよ、メインディッシュ。 パスタもピザも家庭では作れない味だ。 勿論、半分ずつ楽しんだ。 そして妻が頼んだカフェオレと私が頼んだエスプレッソが来た。 これをユックリと戴くと、約1時間経った。 帰りの時には、20人程が待っていた。 平日でこの混雑(人気ぶり)である。

 

 

お花見(2)

さて、S寺の隣接するK公園での歩行訓練開始初日の翌日、義妹のお誘いで、A公園に桜を見に行く事になった。 そう、ここ4ヶ月以内に義父母を相次いで亡くした義妹である。

 

きっと、ご両親がいなくなったので、自分の姉妹やそれぞれの配偶者を呼び易くなったのだろう。 実は、私も彼女の家を訪ねるのは、この30年で3回目だ。 そこで、A公園に行く前に、

 

   「一度、ウチに寄って?」

 

とお誘いを受けた。 そこで、妻の運転で、迷いながらも着いた。 着くと、母屋(義父母が住んでいた家)に案内された。 そこは6畳ほどの部屋で、玄関とは異なる扉から入る。 その6畳の内、1畳半は、仏壇や荷物で占められていたが、残りの4畳半には長方形の炬燵が置いてあった。 その短辺には、小振りの椅子が置いてあった。 何でも、私(わたし)用だと言う。

 

そこで、義妹と義兄、妻と私の4人で、話し込んだ。 途中、義妹がお茶を淹れてくれたので、お茶菓子と我々の持参したケーキとで、話しが弾んだ。 いつの間にか、お昼になったので、桜を見ながら外食をしよう・・となった。 そこで、私は線香を半分に折り、着火して供えた。 つまり、ほぼ2時間、話し込んだ事になる。

 

   ―――――――――――

 

桜が良く咲いている、近所のA 公園に行って見る事にした。 田舎道を7~8分、車で走ると、義妹が車を駐車場に入れた。 どうやら、ここらしい。 我々は、義兄の案内で池の脇を通り、小高い丘の上の四阿(あずまや)に着いた。 次の写真は、その四阿から見た桜である。

 

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え? 桜の本数が少ない・・ですって??? まぁ、A工業団地内なので、「桜の名所」には負けてしまいますぅ・・ え? 右側の桜が、まだ満開ではない・・ですって??? そうなんです、全体的には「7分咲き」という所でしょうか? 事実、もっと桜の花に近づいてみると、まだ蕾が沢山ある。

 

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まだ、満開には、間がありそうだ。  ・・と言う事は、「花より団子」 つまり、花見は切り上げて、昼食の時間である。 

 

すると、義弟が、

 

   「美味しいトンカツ屋が、近くにある」

 

というので、そこに決めた。 車で2~3分の所である。 勿論、カツ屋に行けば「ロースカツ定食」だ。 少し時間は掛かったが、厚さ2cm程の立派なカツだった。

 

ここでもランチに付いているコーヒーを挟んで2時間程お喋りをしたら午後3時になり、お店の昼の部の終了時間だと言うので、店舗を出た。 全く、女同士のお喋りには、際限が無い・・

 

お花見(1)

 

今日は、リハビリの後に、桜を見に行った。 場所は、昨年も訪れた名刹S寺である。 今年は、そのすぐ隣のK公園で、歩行訓練を行った。 

 

先ずは、桜の花の開花状況である。 もう、見ていて息苦しくなる程の満開である。

 

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そして、この公園では、桜が終わるとツツジが咲き、それが終わると、今度は藤棚の藤が咲く。 上記URLの写真は、満開の桜とじっとその日を待つツツジの様子である。

 

続いては、なぜこの公園に来るかと言う理由であるが、遊歩道(ジョギングロード)があるからだ。 一周、約400m程だろうか、ここを

 

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妻のサポートを得て、杖を突いて歩いていると、多くの人が我々を追い越して行く。 上記URLの写真は、その前の写真の数日後に撮られたものである。 ご覧の様に、花びらが吹き溜まりに寄っている。 これが、湖面や川面等の水面なら、「花筏(はないかだ)」と呼ぶが、地面の場合は何と呼ぶのだろう? 読者の諸姉諸兄にお尋ねしたい。

 

さて、最後は私の近影である。 これは、散歩(と言う名の歩行訓練)の休憩中に撮影して貰ったものだ。

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20190407/20190407144846.jpg

 

え? 背景の建物が何か?? ・・ですって??? あれは、第二次世界大戦で落命した人々の慰霊碑である。 桜に囲まれて、公園の隅にひっそりと佇 (たたず)んでいる。

 

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では、歩行の状況について、少し。 先ず、私は右利きなので、右手で杖を持つ。 妻は私の左側に立ち、自分の右手で私の左腕をシッカリと抑える。 勿論、私の突進歩行を防ぐためである。 そして、「1,2,1,2・・」と小声でキューを出してくれる。 勿論、段があると

 

   「ホラ、段があるわよ」

 

と教えてくれたり、疲労により足を引きずりだしたら、

 

   「ハイッ! 足を上げてぇ!!!」

 

と激励したり、

 

   「あそこのベンチで、休みましょ?」

 

と提案してくれたりする。 そして、休んでから歩き始めの一歩がすくんで出ない時は、

 

   「ハイ、一歩」

 

と言いながら、私の前40cm位に自分の靴先を置いてくれたりする。

 

将に「痒い所に手が届く」とは、この事であろう。 「比翼連理」と思っているのは、私だけだろうか? まぁ、「糟糠の妻」と言う方が、彼女の様な女性の事をあらわしているのだろう・・

 

 

リハビリ470-新担当のM嬢

 2019年も4分の1が過ぎ、4月になった。 4月の初日から、「令和フィーバー」が続き、 株価も「ご祝儀相場」となったり、社名を「令和」に変更する会社も現れたりした。 

 

さて、4月の上旬、最初の行事は、リハビリである。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 そして、受付前のパイプに座って待っていると、作業療法担当のM士が声を掛けて来た。 今日は、作業療法が先だ。 

 

その後、M士のサポートを得てりリハビリテーション室に入り、デスクへの案内を受けた。 こうして、書字、特に模写をやり、無事に作業療法が終わった。 次は、理学療法である。

 

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さて、M士の案内で、台に仰向けに寝ていると、私の名前を呼ぶ女性の声がした。 私はテッキリI嬢かと思い、上半身を起こして声のする方を見た。 すると・・ I嬢よりは体格の良い、女性がこちらに向かって来た。 

彼女は私に名札を示し、

 

   「Mと申します。 本日より(理学療法を)担当させて頂きます」

 

と、挨拶をした。 I嬢では無かったのだ・・

 

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こうして、新担当であるM嬢による理学療法の施術が始まった。 内容としたら、初回なので、今後のクリニカルパスに資する様な物が多かった。 例えば、脚の屈伸では、可動域を調べながら、その限界近くでは、必ず

 

   「痛く無いですか?」

 

と訊いた。 また、靴を履いて立位になると、彼女は、

 

   「私の肩を持ってもイイですから、片足で立って見て下さい?」

 

と言った。 私は、こけるとイケないので(遠慮なく)彼女の肩を押さえた。 すると、前々回のN嬢の様に、筋肉質で硬かった。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/03/17/094851

 

さて、主訴の歩行障害については、M嬢は、ウォーカーを用いた。 これは、歩幅を大きくするための訓練だと言う。 事実、歩行が安定するので、大きく歩けた。

 

こうして、無事にM嬢との初回の理学療法も終えた。 そして、せっかくなので、帰りにお花見――と言う名の「歩行訓練」――をした。 (お花見については、次回以降に・・)