パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

フォートコリンズの街 - 滞米生活、その1

「フォートコリンズの街」シリーズは、別のサイトでブログとして綴ったものですが、そのサイトが閉鎖されてしまいました。

 

そこで、闘病日記のの途中ですが、転記します。 ま、当時の「思い出話し」です。

 

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毎年クリスマスシーズンになりますと、Walter(ウォルター)と言う米国空軍の友人からメッセージカード(下記URL)が届きます。 彼とは米国コロラド州(Colorado State)のフォートコリンズ(Fort Collins)と言う小さな街で2年間、同じ大学のラボに在籍していたのでした。

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20171203/20171203173154.jpg

 

カードのスタンプ(下記URL)の左半分には黒い文字で「COLORADO 12 DEC 2008」(コロラド 2008年12月12日)の投函記録が、赤いスタンプの円周には「USAF ACADEMY CO 80840 USPS」(United States Air Force Academy 空軍士官学校 コロラド 80840 米国郵便局)と中央には消印日(同上)が読み取れます。 80840は空軍士官学校の郵便番号(Zip Code)です。

 

   http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20171203/20171203173151.jpg

 

はてなブログ では今年のテーマの一つとして、私の滞米生活でも書いてみようかと考えています。 内容は雑多なメモ程度であり、しかも順不同ともなりますが、以降トピック毎に書いて参りますのでご高覧並びにご批判下さい。

 

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早速ですが、地理を紹介しましょう。 コロラド州の州都デンバー(Denver)の真北70マイル、25号線を車で1時間走りますと、フォートコリンズに着きます。 (25号線はインターステート道路で、最高速度は80マイル/時) 下記地図で、縮尺を変えてみて下さい。(地図内右 側の+-をクリックします。)

 

https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD+%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%89%E5%B7%9E+%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BA/@40.5566373,-105.1376919,12z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x87694a4590f030ad:0xa9b14228b4ab4082!8m2!3d40.5852602!4d-105.084423?hl=ja

 

次にフォートコリンズの街を紹介します。 ・・と言いたいのですが、Wikipediaの方が詳細でした。 下記URLをご参照下さい。

 

   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BA_(%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%89%E5%B7%9E)

 

こんな所に2年間、PSP-PAGFは暮らしていたのでした。

 

蛇足:大学は、CSU(Colorado State University、コロラド州立大学)です。

 

グルタチオン点滴療法15~17  

 

2018年5月のグルタチオン点滴は3回のみだった。 点滴も十数回目になると、色々と見えて来る。 例えば、サプリメントの種類の多さ! ラックにあるパンフレットだけでも、20種類はありそうだ。 どんなものかと言うと、

 

  • ビタミン類 : ビタミンA、B群(+葉酸、ビオチン)、C、D ・・
  • ミネラル類 : 鉄、カルシウム、亜鉛マグネシウム ・・
  • タンパク質 : (良質なタンパク質)
  • 脂質 : DHAEPA
  • その他 : グルタチオン、酵素

 

等がある、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)では、「足りないものは、(サプリメントとして)補えば良い」と言う考え方がある様ではあるが、その中には「?」と思えるものは無い。

 

ただ、パンフレットの表現は、もっと「煽情的」(?)である。 その説明は、例えば、次の様な四段論法になっている事が多い。

 

  • ① 最近、気になる症状は?(セルフ・チェック)
  • ② その症状は、〇〇不足が原因(かも知れない)!
  • ③ 〇〇は、人間の必須栄養素。 1日当たり、××mgは摂りたい。
  • ➃ しかし、その量を食品から摂るのは大変。 でもサプリなら、こんなに簡単!

 

或いは、①と②が逆転して、

 

  ・② 〇〇は体内では、こんな働きをしている。

  • ① だからそれが不足するとこんな症状が出やすい。

 

と言うのもある。 では、亜鉛で実例を見て行こう・・ しかも、前者の方法で。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180611/20180611211053.jpg

 

(出典:①~③は「分子栄養学研究所 2009.1」、④は「栄養計算:管理栄養士 大柳珠美」のパンフレットより)

 

亜鉛の必要量は③では10mg/日、➃では摂取量は60mg/日と差はあるが、これは後者が目標値である事と亜鉛の吸収率とに関係すると思われる。

 

どうだろう、①でいくつチェックが付いただろう? 現代人ならいくつか思い当たる様な定性的で主観に左右されそうな項目ばかりである。

 

また、前者のパンフレットでは、亜鉛の必要量について最大10mg/日、後者のパンフレットには、「毎日の食事から10~15mg摂取されています」とある。 つまり、普通の食餌を摂っていれば、十分なのである。

 

以上の2点が、私が「煽情的」とする所以である。

 

リハビリ424―手のリハビリ

 

さて、今日は理学療法の後に作業療法がある。 担当は、M士である。 リハビリ室内の台の上で待っていると、M士がやって来た。 軽く挨拶を交わし、早速、施術に入った。

 

先ずは、前回の復習・確認である。 両手を前に出して、強く握ってパッと開いたり、開いた両手を小指から順次親指まで指を折って閉じたり、逆に開いたり、同じ事を親指から小指に向かって開閉したりしていた。

 

さて、「手のリハビリ」と言う事で、色々な事をやった。 その内、一つを紹介しよう。 M士は棚から、工作用のマット・タッパーウェアに入った蛍光オレンジ色の物体・塗り箸を持って来て、テーブルの上に深緑色のマットを置き、タッパーウェアを開いた。 中には粘土の様なスライムの様な、蛍光オレンジ色の不思議な可塑性物体が容器の深さの6割程、入っていた。

 

さて彼は、その粘土をマットの上に出し、細く伸ばして、直径15cm位の円を作った。 そして、私の方から見て一番奥、即ち、12時の方向に塗り箸で切って見せた。 そして、私に箸を渡した。 

 

私は1時半、3時、4時半、6時と8等分し、一周したが、未だ彼が待っている様だったので、更に半分にして16等分にした。 結構力が必要だが、難なくやり遂げた。

 

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印象的だったのは、輪投げを使った右腕の訓練である。 彼は、先ず、私を台に腰掛けさせて、断面30cm角・長さ80cm位の直方体を2つ、私の左わきに積み上げた。 

 

続いて、彼は輪投げの芯を右手に持ち、投げ輪―――と言っても、13mm用の水道ホースを長さ60cm程に切り、両端を合わせてビニールテープで留めた手作りである―――を左手に通して、台に腰掛けたままの私の正面に立ち、こう言った。

 

   「左腕を台に着けたまま、右手で輪を取って、それをこの棒に入れて下さい。」

 

そう言って彼は、左腕の輪を1本繰り出した。 私はその輪を右手で取り、彼が左手に持つ輪投げの芯に入れて行った。 途中、彼は芯の位置をギリギリ届かない位の場所に位置させたりした。

 

もう、これが何の(ための)訓練か、お分かりだろう。 前回のリハビリで、右手を動かす時、肘から先のみが動いていき、上腕部を含めた全体的な動きに乏しかったからだったからだ。

 

リハビリ423―S士の奥さん???

 

5月中旬、今日も前回同様に、グルタチオン点滴とリハビリ(作業療法理学療法)のある日だ。 グルタチオン点滴の事は後で纏めるとして、ここではリハビリの様子について、述べよう。

 

いつもの手順で手続きをこなして、妻と待合椅子に座って待っていると、

 

   「〇〇さーん?」

 

と呼ぶ女性の声がした。 振り向くと、可愛い女性である。 私は、

 

   「(あれぇ? 今日の担当は、S士のハズだけど???)」

 

と思った。 きっと、怪訝な顔をしていたのだろう、その女性は自分の名札を示し、

 

   「本日(の理学療法を)担当させて戴きますSと申します」

 

と言った。 Sだけだと分からないが、S士と同姓なのである。 これじゃあ、混乱してもやむを得ない。

 

   「(ま、まさか、S士の奥さん???)」

 

とは思ったが、違った場合。失礼過ぎて訊けない・・ まぁ、一般的には、女性が未婚か既婚かは、彼女の左手の薬指を見れば分かる。 しかし、理学療法士は、その職業柄、就業中(特に施術中)は、指輪をしない人も多い・・と聞く。

 

かと言って、

 

   「〇〇さんって、独身ですか、それとも既婚ですか?」

 

等とも訊けない。 と言うのは、何か下心でもある・・と誤解されたくも無いし、第一、何とかハラスメントとでも流布されると、他の理学療法士ともギクシャクしてしまう。

 

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まぁ、そんな事より、S嬢の手技を見て行こう。 先ずは、下肢のマッサージであるが、I士やS士のそれよりも、弱い。 まぁ、女性である事もあるが、寧ろ初めての患者だからだろう。

 

次に、ボールを使ったトレーニングを行なった。 直径70cm位のボールを仰向けになった私の脚の下に入れた。 この状態で、足がボールの上から落ちない程度に足でボールを前後させるのである。 続いて、同じ事を右に、左に行うのである。 それぞれ、20回ずつ行った。

 

最後に、円背を修正して、背筋を伸ばす訓練を行った。 それには、私が台に腰掛けて、彼女が私の背後に立て膝になって両手で私の両肩を後ろに引くのである。 すると彼女の体温が私の背中に伝わって来る・・ そこで背を反らせると、接触位置が変わり、腰の辺りに彼女の太腿を感じ、肩甲骨から両肩の辺りで、両胸を感じ・・ 感じられない!?! う~ん、高さの問題か、それとも反りが足りないのか??? 

 

成る程、もっと上半身を伸ばし、十分反れ・・と言う事か!?!

 

税務署にて

 

実は、5月最初のリハビリの終了後に、税務署に立ち寄った。 今日も同じ用件なので、本日纏めて記そう。 その概要は、前回書いて置いた。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/05/30/104432

 

その経緯は、以下の通りである。

 

先ず、D証券からの「年間取引報告書」に基づいて確定申告をした。 この時の還付金額をB円としよう。 (B:Before 訂正申告)

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/03/t13/093058

 

しかし、何とか還付額が増えないかと悶々としていた所、株式の譲渡損を申告しない・・と言う裏技を思いついた。 そこで、期限内に訂正申告をした。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/03/31/083346

 

この時の還付金額をA円としよう。 (A:After 訂正申告) 勿論。A>B>0である。

 

すると、確定申告受付の閉め切り後、4~5日後に税務署から「国税還付金売込通知書」が郵送されて来た。 余りの早さにビックリしたものの、私は、内心

 

   「ヤッター、それにしても『お役所仕事』にしては、随分と早いなぁ・・」

 

と思って、金額を見て二度ビックリ! B(訂正申告前の金額)になっているではないか!?!

 

   「(これはきっと、訂正申告が出されているのを見落としたに違いない・・)」

 

と思い、訂正申告の収受印の日付を確認し、税務署に出向いたのであった。 応対してくれたのは、個人管理部門のSさんと言う。 その結果は、

 

  • 訂正申告は、受領している。
  • 申告された還付金額は、Bが正しかったので、その金額を還付した。
  • 現在は、訂正申告が有効になっているので、「修正申告」の用紙を、GW明けに郵送する。 それに押印して、返送して欲しい。

 

と言うモノだった。 オイオイ、その前になぜ訂正申告が認められないのかを説明するのが筋だろう! 税務署側の説明は、以下の通りだ。

 

  • 問題のD証券の「特定口座年間取引報告書」の源泉徴収税額(所得税)の、⑱ 納付税額が、私がD証券の源泉徴収による納付税額であり、これが今回の還付になるBに等しい。
  • 因みに、⑲ 還付税額は、税務署が既にD証券の口座に還付したものであり、証券会社から各個人に還元されるものである。
  • 私の場合は、A=B+②であるが、もしA金額を税務署が私に支払うと、税務署は、二重払いになってしまう。 税務署としては、二重払いはできない。 よって、Bが正しい金額である。

 

と言うのである。 まぁ、言っている事は、いずれもゴモットモな話し・・ それを論破するだけの材料も無く、認めざるをえなかった。

 

意気消沈する私を見て気の毒に思ったのか、Sさんは大変良い事を教えてくれた。

 

   「緊急速報 ― 地方税法の改正」

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/05/09/082418

 

である。

 

尚、後日、修正申告の用紙が郵送されて来たので、ここは素直に署名・押印して、同封されていた返信用封筒(料金受取人払い、特定記録)にて、返送した。

 

ハローワークにて受講

 

さて今日は、4r月下旬にハローワークにて指定された「雇用保険説明会」の開催日だ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/05/28/110810

 

10時からなので、その10分前までには、駐車場に入りたい。 途中道路の朝の渋滞も10分想定し、更に10分の心理的に余裕を持って運転できる様、『通常の到着時間+30分』前に出発した。

 

こうして、定刻20分前に到着した。 定刻ギリギリで良い・・と言われていた我々は、5分前まで時間を潰して、⑥番窓口に行った。 すると、⑥番窓口の女性は、デスクに座っている男性職員に声を掛けた。 その男性には、見覚えがある! そう、前回応対してくれた、親切な職員である。!!!

 

その職員は、我々を直ぐ裏の会議室に案内した。 その部屋には中央にテーブルに四角に並べてあり。片隅には大型のテレビが置いてある。 我々は、近くの一辺に座り、「雇用保険説明会」用資料と筆記用具とを広げた。 職員がリモコンを操作すると、テレビの画面が明るくなり、女性が現れて何か説明を始めた。 しかし、何をいっているのか、全く意味ワカメである. ・・と思ったら、どうも中国語の様だ。 

 

それを聞いた職員は、DVDを戻した。 すると、画面の中央に、

 

  • 日本語
  • English
  • 中国語
  • 韓国語(ハングル文字)

 

と言う、言語選択が現れた。 まぁ、ここは1.を選択したのだろう。 聞き慣れた日本語が流れて来た。

 

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こうして我々は、我々だけの会議室で説明を受けた。 内容は「雇用保険説明会」用資料の抜粋であり、時間にして1時間チョットだった。 終わって、例の職員を呼んだ。 すると、その職員はDVDを止め、「失業認定申告書」に鉛筆で書き始めた。 その内容は、本日のDVDの視聴を「求職活動」として申告するものであった。 成る程・・ 

 

更に職員は、質問の有無を訊いたので、次の疑問をぶつけたら、明快な答えが帰ってきた。

 

   「あのぅ・・ 失業給付は何日分貰えるんですか?」

 

   「360日です」

 

   「その間、年金が支給停止になるとかは?」

 

職員は先程ほどの申請書(で私の生年月日)をチラッと見て、

 

   「大丈夫です。 両方貰えます」

 

   「失業給付は。非課税なんでしょうか?」

 

   「ハイ、非課税です。」

 

先の「失業認定申告書」への鉛筆書きと言い、その後の個別の質疑応答と言い、本当に親切な職員である。

 

リハビリ422―M作業療法士

さて、今回から私のリハビリが、作業療法40分+理学療法40分となった。 5月上旬の今日はその第一回目である。 先ずは、作業療法であるが、例によって待合椅子に座っていると、

 

   「〇〇さーん?」

 

と私の名を呼ぶ男性の声がした。 私が振り向くと、彼は近づいて来て、

 

  「本日より、手のリハビリを担当します」

 

と言った。 彼の名は、前任の理学療法士であるI士から「M」と聞いていたが、名札も「M」であった。 彼の案内でリハビリテーション室に入り、空いている台を探して作業療法が開始となった。

 

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台に腰掛ける様促されて腰を下ろすと、彼はキャスター付きのスツールで私の真正面に座って、手の中のピンクと白の2個のゴルフボールを器用に廻して見せた。 彼は反対の手でも同じ様にやって見せた。

 

そして、ゴルフボールを私に渡して、やって見よ・・と言う。 クルミならやった事があったがゴルフボールでは初めてである。 結構大きくて重いので、彼の様には行かない。

 

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その他、グーパーを繰り返したり、指を親指から順に閉じたり、小指から開いたりした。 更に握力計で、左右の握力を測定したら、右34kg・左39kgだった。 その値を読みながら、M士は、

 

   「左の方が、強いんですね?」

 

と言った。 彼にして見れば、利き手の方が強いと思ったのだろうか? でもこれには、訳がある。 いつも利き手である右手で杖の柄を握っていたので、多少手のひらが汗ばんでいたのだ。

 

   ―――――――――――――――

 

途中、M士が私に訊いた。

 

   「日常生活の中で、どんな事にお困りですか?」

 

   「箸から、食べ物をぽろぽろと落としてしまうことです」

 

と私が答えると、M士は別の台の上にタオルを敷いて、ビニール袋から色々な物を取り出し、お椀をその左に置いた。 彼は私に塗り箸を1膳渡し、タオルの上の物を箸で拾ってお椀に入れよ・・と言う。

 

まぁ、小さなスポンジ片やビニール(カバー?)は、超簡単だ。 続いて、乾燥したマカロニだ。 中空の円柱状ではなく、らせん状だったり何かのモチーフだったりする。 これらも、比較的簡単だ。 難しいのは、大豆である・・ そこもカラカラに乾燥した小粒である。 塗り箸で、曲率の大きな球体、しかも表面はツルツル。 たとえ挟めても、今度はそれを持ち上げ、水平移動しなければならない・・

 

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どうにか終えると、M士が講評した。

 

   「う~ん、肘から先だけで(作業を)やっている・・と言う感じですねぇ。 本来、(お椀に)運び入れる時は、肘も一緒に水平に動き、そのために肩の関節が廻って行くんです」

 

と言いながら、私の真似をして見せた。 ナホルド、納得である・・

 

こうして作業療法が終わり、台の上で待っていると、M士が交替してS士による理学療法の施術となった。

 

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リハビリの4単位(=80分)連続は、久しぶりであったが、特に疲労は無かった。 唯、妻にとっては、暇つぶしの時間がこれまでの倍になるので、迷惑なのかもしれない・・