パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ398―杖の持ち方

 

今日は、10月5回目のリハビリとその後の診察のある日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 代診医師の診察を受け。受付前の待合用の椅子で待っていると、Y士が声を掛けて来た。

 

   「(おや? 今日は脳神経内科の受診日だけど。(担当は)I士のハズだけど・・)」

 

と思ったら、

 

   「今日は、午後から(急に)Iが休みまして、代わりに私が(リハビリを)やらせて戴きます」

 

と説明した。 そしてリハビリ室に入り、空いている台を探して、リハビリ開始となった。 彼はその昔、背中の脊椎とその両側を中心に施術を行っていたが、この頃の順序や時間配分はI士のそれに似て来た。 きっと、先輩から習っているのだろう。

 

例えば、タオルを用いた首のマッサージ。 新しいタオルをストックから取って来て、台の上に仰向けになった私の枕の代わりに敷き、その両側を持ち上げて伸ばしたり、私に左右に首を廻す様に指示したりした。 そのやり方が、I士ソックリであった。

 

それが終わると、Y士は私に靴を履いて立つ様に言った。 彼の指示を受けて、私は足を肩幅に広げ、バンザイをした。 それを見て、彼は先程のタオルを渡し、私はタオルを肩幅の1.5倍位の幅に広げて、バンザイをした。 私はテッキリ、両腕を背に廻すのかと思った。 

 

すると彼は、私にタオルを持ったまま、左右に上半身を曲げる様に指示した。 タオルがあるので、下側の手で上側の手を引き、十分に曲げられるのだ。 成程、そう言う訳だったのか!

 

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さて、リハビリの終盤、彼は私の歩容チェックを行った。 私の姿勢を見て、

 

   「ハイッ、顎を引いてぇー・・」

 

と言った。 次にもう一周、した時には、

 

   「ハイッ、チャンと顎引いてぇー・・ いつもIさんから言われているでしょうが」

 

と言った。 そして、本日のリハビリを終えて杖を使って受付に戻る時、杖の使い方として、次の2点の指摘があった。

 

  • ①  杖は自分の前に突かずに、横に突け ・・ 前に突くと、体が前傾姿勢になり、やがて、突進してしまう。
  • ②  杖を持つ、手の向きが違う ・・ 手の甲は、外を向けずに、後ろに向けよ。

 

この内、①は納得である。 が、②は勿論、可能ではあるが、やっていて違和感があり、どうも慣れられない。