パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ410と診察201801

大変失礼しました。 「水難の相11」を重複してアップロードしてしまいました。 しかし、折角、☆やコメントを頂戴しましたので、削除せずに、編集しました。

 

   -------------------

 

さて、同じく1月下旬の今日は、リハビリと診察のある日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 そこで先ず、医師の予診を受けようとしたら、代診の医師だった。 そう、カルテも見ずに私の名を呼んだ医師である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/12/17/085036

 

今回もまた、私の顔を見るなり、

 

   「ぁ、〇〇さんね!」

 

と小声で言い。モニターの下のキーボードとマウスを操作し始めた。 すると、その事に気付いた妻は、後で、こんな事を言った。

 

   「あのセンセ、私達を見ただけで、名前を呼んだね?」

 

   「そうだね、我々もここが長いからねぇ・・」

 

と私は、相槌を打った。 そう言えば、ここもかれこれ5年と9ヶ月にもなる。 その間、担当も幾度となく変わり、多くの患者が「卒業」して行った。

 

   ――――――――――――――――――

 

さて今日の担当は、Y士と言う。 勿論、一番最初に担当してくれたY士とは別人であり、これまで何回か担当してくれたY士とも別人であり、当然、初めてである。

 

受付前の待合椅子に腰掛けていると、Y士が声を掛けて来た。 見ると、スラリとした若者がいた。 面長で、外観は「松坂桃李」風、部品は「高橋一生」風、そしてレイアウトは「山田涼介」風。 但し、髪は刈り上げてあり、もっと短い。

 

まぁ、初めてなので、力の加減が分からないのだろう、全体的に弱めであった。 負荷がかかりそうな時は、予め

 

   「痛かったら、言って下さい」

 

と言ってくれたが、そんな機会は無かった。 そして、一通りストレッチやマッサージが終わると、彼はこう評した。

 

   「左より、右のほうが柔らかいですねぇ・・」

 

と。 まぁ良く言えば「柔らかい」、悪く言えば「バランスが悪く、例えば右に崩れてしまう」と言う事だ。 では、それを防ぐには?

 

台に腰掛けた私に、彼は左を向く様指示した。 その状態で、左上に伸びるものである。 動作としては地味だが、椅子に座って傾いてしまった時、姿勢のリカバーに有効である。

 

その他、バンザイをした状態で杖を幅広く持ち、両腕を縮めて杖を後頭部の後ろに通すものも行った。 そして、彼は手本を見せ、こう言った。

 

   「もし(杖が)後頭部を通らなければ、無理しなくてイイですよ」

 

と。 きっとバンザイした時の両腕が、十分後方まで届いなかったからだろう。 しかし、実際には、辛うじて通った。