パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201404―1

 

 

リハビリが終わると、次は脳神経内科でのS医師による診察となる。 元々4:00 PM の予約であるが、リハビリが遅れてしまったので、妻が受付に申し出た時は、既に4時になっていた。


それから10分程で中待ちに呼ばれ、更に10分程で診察に呼ばれた。 S医師による診察は、6週間ぶりである。


さて、いつもの様にその間の様子をレポートにした。


     病気や転倒による怪我等、特筆すべき健康上のエピソードはなかった。

 

     4月から、勤務日数と勤務時間を減らした。


時期

3月まで

4月より

勤務日数

5日

4日

 勤務時間

4.5 時間/日

3.0 時間/日

出勤時刻

9:00

9:30頃


     5月より「在宅勤務」を前提として、勤務日数を更に減らす。

 

   理由:通勤(=車の運転)困難のため。 

         交通事故の誘因として、下記2点を憂慮。

             ・ 開眼失行 → 視認力の低下  

           ・ 動作緩慢 → 回避動作の遅れ

 

   但し、ビ・シフロールや塩酸プラミペキソールによる傾眠・突発眠は一度も無い。

 

     夏~秋には、完全に引退の予定。



S医師は、何か気になったのか、じっくり読んでいた。 きっと障害年金3級の申請との絡みだろう・・ それに対して、S医師からのコメントは無かった。


続いて、処方の問題に移った。


     前回マドパー配合錠を、450mg/日から500mg/日に増量して頂いた。

 

     しかしながら、症状の改善を自覚するには、至らなかった。


 

これを見て、S医師は、


   「そうですか・・ 効かなかったですか・・」


と、呟いた。 そして、診察を始めた。 自分の処方が患者の自己申告では否定されたからだろうか?


・ キョンシースタイル(前方水平に両腕を保つ)での振戦の有無


・ 腕・手首関節の歯車様固縮の有無


・ 指鼻試験による小脳の機能


・ 膝蓋腱反射の様子


・ 膝関節周辺の筋力(S医師が座ったままの私の膝を伸ばすので、それに抗って直角を維持する)

 


等である。 (全て、左右共) 最後のテストをやりながら、S医師は、


   「力は、あるのよねぇ・・」


と、つぶやいた。 すると、タイミングを見計らっていたかの様に、妻が質問した。