パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201203-5

I医師は私の病名や症状について述べた後、次に、抗パーキンソン薬について、こう説明した。

 

   「確かに、パーキンソン病のお薬には、すくみ足に効くのもあるの・・」

 

パーキンソン病の症状を改善する薬剤は、その作用機序からいくつかに分類される。 それらは機序が異なるので、症状に対する効果のスペクトラムが異なる・・と言う事なのだろう。

 

しかし、その薬を適用しないのには、理由あっての事である。 勝手に推測すれば、

 

?       パーキンソン病のすくみ足に有効な薬剤が、直ちに(同)症候群のすくみ足にも有効だと言う確証は、(一般論として)まだ無い。

?       症状緩和のために薬剤に頼りすぎるのは、賛成できない。

?       狭義のすくみ足とも、考えられない。

 

等であろう。  ?については、従前より「薬半分、リハビリ半分」と言っていた。 ?については、

 

   「やろうと思えば、できるんでしょ?」

 

と言う言葉に集約されている。 I医師の考える、薬(を使ってでも)で改善しなければならない症状と言うのは、もっと重篤なのであろう。

 

では、なぜすくみ足を改善する薬の存在を、(処方する訳でもないのに)紹介したのだろう。 それは、決して知識の誇示ではなく、

 

「まだ、こんな方法もあるのよ」

 

と、妻や私を安心させるためであろう。

 

そして、現在の処方を、もう7週間続ける事となった。