パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

歯が痛い!?!

のみ‘この所、食事の時、右上の歯が、痛い時がある。 そこで、口中に何もない時に噛んでみた。 すると、『シクッ』とするではないか! そう、虫歯の時の痛み方である!!! 

 

   「(こりゃ、早目に、歯医者に行った方がイイなぁ・・)」

 

と思い、いつもの歯科医院に電話した。

 

すると、男性が出た。 しかも、U医師でもない!?! と言うのは、あの医院で、男性は、U医師だけのハズ・・だからだ。 新入社員? それにしては、ヤケに詳しい。 ま、それはそれとして、一応、3時に予約を取った。

 

そこで、良―く歯を磨いて。2時半に妻の運転でを出発した。 そう言えば、U歯科医院は、7月上旬に、それまでの医院を取り壊し、従来の駐車場に新しい医院を建築し、移る予定だった。 実際に行ってみると、綺麗な建物で、エントランスも、バリアフリーとなっていた。

 

車椅子用のスロープを歩行器を使ってスロープを登ると正面に受付けがあり、まるで都内高級スポーツクラブのようだ。 受付を済ますと、右に折れて廊下で待つ事になるが、クッションの良いソファーが組み込まれている。 そして、廊下の前には、扉が3枚あり、それぞれ「診察室1、2、3」と標してある。 そう、(大部屋でなく)個室で診療するのだ。

 

妻と待っていると、2番の診察室2から、いつも歯石を取ってくれるA嬢に呼ばれた。 私のみが歩行器を使って診察室2に歩行器のまま入ると、歯科用の椅子に座ると、歩行器を畳んで避(よ)けてくれた。

 

そして、私の胸の上に(使い捨ての)エプロンを掛けて、滅菌済みの器具を並べて消えた。 すると、入れ替わりに、先程受付にいた男性がやって来た。 そして、私に、質問をし始めた。 そう、受付にいた男性は、歯科医だったのだ!?!

 

そして、エアーを歯に当てた。 以前は、大先生が、歯に、ほぼ最大速度で当てたため、「ズキーン」とビックリして飛び上がる程痛かったが、この医師は、慎重に当て、慎重に風量を増やして行った。 まぁ、痛みはゼロでは無かったが、痛みは殆んど無かった。

 

すると、彼は、赤い紙を出して私の口中に入れ、痛む場所(右上)と右下の歯で

 

「ハイ、上下の歯で挟んで、しっかり、噛んで下さい。 ・・ それでは、今度は歯を前後に動かして下さい?」

 

と言った。 私が言われた通りにやると、彼は、

 

   「風を当てて痛みがないので、虫歯では無いと思うんです¥

 

と説明し、

 

   「当たっている、下の金冠を少し削りますねぇ・・」

 

と言いなふぁら、金属を削り始めた。 彼は、途中、一旦中止し、再度、赤い紙で前回同様の措置を行い、再度、削りはじめた。 口中に、何か硬い物が飛散してるのが分かった。 きっと、金の削りカスであろう。

 

   「ハイ、お口を漱いで下さい?」

 

と言った。 私は、口から出た水を見た。 すると、それは金色でなく、青黒かった。

 

これで。治療は終わりだそうだ。 そう言えば、その後、痛まない!

 

   ---------------

 

妻がその歯科医師にから聞いた話しを教えてくれた。 それによると、彼は、大先生の息子らしい。 そろそろ、引退を考えている大先生は、後継を頼んだらしい。 すると、彼は

 

   「こんな古い建物や設備じゃあ、患者は来ないよー・・」 

 

と言って、更新を自分の父親に迫った(らしい)。 その結果、息子の借金で、更新した(と言う)。 その結果、

 

   「親父(おやじ)は、『雇われ院長』なんです」

 

と言って、笑った・・とか???