お金について - 滞米生活、その18
今回は、お金の話です。 中身は堅い話です、私の性○の様に・・
尚、以下はすべて私の滞米当時の事情です。 あ、伏字の○は、「格」です。
日常的に使うお金(money)は、現金(cash)と小切手(personal check)です。 目安ですが、10ドル以下は現金、それ以上は小切手でした。 ですから、現金は数ドルしか持ち歩きません。 小額なので、わざわざ財布に入れる人は少なかった様です。
先ず現金ですが、紙幣(bill)とコイン(coin)があります。 1ドルコインもありますが、普通は1ドル以上は紙幣、未満はコインを使います。 ここで戸惑うのがコインの名称です。 日本では「○○円玉」と金額で呼びますが、米国では慣用名で呼びます。 half-dollar(ハーフダラー=50セント)とquarter(クォーター=25セント)は分かります。 dime(ダイム=10セント)・nickel(ニコル=5セント)・penny(ペニー=1セント)は、慣れないと戸惑います。 紙幣は金額で呼びますが、1ドル紙幣のみa buck(バック)と呼びます。
次に小切手ですが、予め銀行に専用の当座預金口座(checking account)を開設しておく必要があります。 ID(身分証明書)と種銭を持って商業銀行に行き、開設します。 普通預金口座(saving account)も作っておきますと、利息が付きます。
Checking accountを開設しますと、その場で銀行の小切手帳を渡してくれます。 でも、実際にはこれでは通用しません。 その後銀行から送付される、個人名と住所の印刷された小切手でないと。 そして、銀行からカードも送付されます。 このカードには個人名と番号が書いてあって、支払を受ける店側がその番号を小切手に転記します。 つまり小切手にその番号が書いてあると、口座が残高不足になっても銀行が保証してくれるので、受け取る店側も安心・・という意味です。 私の保証額は当時200ドルでした。
たとえば12ドル34セントの買い物をしたら、小切手の宛て先欄にその店名を書き、金額欄に
Twelve dollars 34/100 (ドルは英文、セントは分数)
と書いてサインをします。 小切手帳の綴りの所にはメモ欄があり、支払い記録(振出日、金額、相手先)を残す事ができます。 そして銀行のカードを提示すると、店員が番号を小切手に書き写します。 もし少額現金が必要な時は、先の小切手に20ドルと書きますと、お釣りを現金でくれます。 しかし買い物金額や保証額を越えるお釣りはダメです。
最後に、毎月銀行から小切手支払い明細と口座残高の一覧が郵送されてきますので、小切手帳の綴りにメモした支払い記録と照合します。 そしてこれがそのまま家計簿になるのです。