ハローワークにて―失業認定
で、5月中旬の某日、ハローワークに出掛けた。 勿論、妻の運転で、である。 今回の目的は、失業認定(申告書の提出)のためである。 何しろ初回なので、要領が分からない・・ しかし、マニュアル通り⑥番窓口の近くに座った。
やがて、職員が我々の時間帯を示した札に差し替えた。 すると、今まで静かに座っていた人が一斉に並びはじめ、急いで並んだ妻は、既に6~7番目になってしまっていた。 しかし、職員は形式的なチェックをするだけなので、列の進みは結構速い。 そこで、妻の順番が来た時、私は離席して杖を突いて職員の話しを聞いた。 職員は、
「前回から今日まで、働いていた事はありませんよね?」
と期間中のカレンダーが空白なのを見て、質問した。 私が
「ハイ、ありません」
と答えると、職員は赤でその位置に斜線を引いた。 更に、その間の求職活動欄にも赤で斜線を引いて、我々の分の受付は終了した。
こうして10分程待つと、同じ職員が受付とは別の「講演台」に立ち、次々と名前を呼んで書類を渡していた。 名前を呼ばれた人は書類を受け取って、去って行った。 すると、その職員が「講演台」を離れて、最前列に座った我々の前に片膝を立てて腰を落とした。 当然、我々の目線より下に位置する事になる。 そんな体勢で、彼は説明を始めた。
「次回の認定日は、4週間後の6月の〇〇日になります。 HH時MM分迄に来て下さい。 その4週間の間に、少なくとも1回は求職活動を行って下さい」
と、とても親切・丁寧だ。 他の人には、ただ渡すだけなのに・・ と思っていたら、初回の失業認定申告者のみ、赤枠なのだった。 2回目以降は、青枠なのだ。 それは、渡された書類を見て分かった。
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こうして、無事に失業認定を受けられた我々は、1階の③番窓口(特殊相談)に行った。 勿論、求職活動の実績を作るためである。 そこで、「ハローワークカード」を所定の受付箱にいれると、カードケースに入った色の付いたA4の紙が渡された。 紙にはその色が文字として印刷してあった。 我々の場合は。「ピンク」であった。
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私は、順番が来るまで、「障害者求人情報(パート)」のファイル(全3冊)をめくった。 しかし、私の専門職で時給2,000円のものは皆無だった。 丁度、3冊見終わる頃に、
「ピンクの紙をお持ちの方・・?」
と女性に呼ばれた。 窓口まで行き、デスクを挟んで相向かいに座ると。彼女は、
「今、見て頂いた求人の他には、余り新しいのはないのよねぇ・・」
と言いながら。端末の画面を見ていた。 そして、私が出した「雇用保険受給資格者証」の裏面・最下段の枠に、今日の日付・「ハローワーク〇〇 相談・紹介」を押印して、「相談」の文字を丸で囲んだ。
これで、次回(失業)認定日の求職活動実績が出来た!!!