スペイン語教室? - 滞米生活、その10
米国のどの大学でもそうでしょうが、私が在籍したCSU(コロラド州立大学)にも外国人のための英語教室がありました。 米国に馴染み、米国で生活して行く上で必要な、日常の英語を教える・・と、その案内にありましたので、私は「(オオ、自分にピッタリじゃないか!)」と思いました。 そして「(折角の機会なので、これでスキルアップしよう!)」とも。 本当は、無料だったから・・ (汗) 本音は、「(Cathyと愛を語り合いたいから・・)」とか? 「(でも、Annもカワイイし~・・)」 (嘘)
さて、その英語教室に出かけてみると・・ 雰囲気が違うのです。 対象としてどうもメキシコ人をイメージしている様でした。 つまり、南部から農業従事者や単純労働者として入国した、英語に関する知識が乏しい人達が対象の様です。 勿論、私も英語に自信はありませんでしたが、授業が根本的にミスマッチなのです。
例えば、宿題のプリントを貰いました。 左側にスペイン語が、右側に英語が書いてあります。 対応する単語を線で結べ・・と言うものです。 左側は全く分かりません。 右側は、Walk、Yellow、Open、Shop、Close、Red、Money、Office・・等が並んでいます。 これ位の英語なら私でも分かります。 でも、スペイン語が分からないので、宿題ができないのです!?!
仕方がないので、ラボに戻って同僚に訊きました。 すると、何人か集まってそのプリントを覗いています。 でも、誰も分かりません! すると、その内の一人が
「ああ、この単語はメキシコに行った時、店の入口に架かっていた。 だから、OpenかCloseのどちらかだ!」
と、マジ顔で教えてくれました。 彼は新婚旅行でメキシコに行ったばかりだったのです。 当然周囲から、
「それじゃあ、答えにならないだろう!」
とツッコミが入り、ドッと盛り上がりました。 (笑) 私も思わず失笑すると、ムッとした表情の彼から逆ツッコミが返ってきたのでした。
「PSP-PAGF? アンタが通っている英語教室は、本当に正しいのか? 間違った教室に行ったんじゃない?」
と。(汗) 結局その英語教室とは、それっきりになってしまいました。