診察201710―1
さて、今日はリハビリ後に診察のある日だ。 そこでリハビリ終了後、私は車椅子に乗せられて、脳神経内科に急いだ。 パネルを見ると、ほぼ定刻通り進んでいる様だ。 事実、30分程でパネルに番号が表示された。
軽くノックをして扉を開けると、F医師がモニターからこちらに顔と視線を向けた。 軽く挨拶をして、早速、下記のメモを渡した。
(1) 前回受診(2017年9月〇日)以降の主なイベントについて
- 9月〇日、〇日、〇日、〇〇駅前の〇〇学園に友人を訪ねる。 (自分で運転)
- 9月〇日、〇日、芝刈りを行った。
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- 9月〇日、〇〇市内の〇〇歯科クリニックにて、定期検診(含:歯のクリーニング) (自分で運転)
(2) 前回受診(2017年9月〇日)以降の体調の変化について
- 前回、セディール10mg×1/日のご処方を戴きましたが、特に効果も副作用も感じられませんでした。
- 疲労時に両眼複視が出現 → 休息により回復。
- 上記以外、特記すべき体調の変化は無かった。
(3) 処方について
- 文献では、進行性核上性麻痺(以下、PSP)の薬物療法として、三環系抗うつ薬の有効例あり。
- “Amitriptyline in the treatment of progressive supranuclear palsy.”, Kvale JN, Arch Neurol. 39:387-388,1982.
- “Treatment of progressive supranuclear palsy with tricyclic antidepressants.”, Newman GC, Neurology. 1985 Aug;35(8):1189-93.
- “Short time treatment of progressive supranuclear palsy with amitriptyline”, Yamashi M, et al, Rinsho Sinkeigaku. 1986 Nov;26(11):1138-41.
- “Treatment of progressive supranuclear palsy with amitriptyline : therapeutic and toxic effects.”, Engel PA, J AM Geriatr Soc, 44:1072-4, 1996.
処方(1日当たり)
薬 剤 |
現在 |
希望
|
プラミペキソール0.125mg |
1 錠 |
1 錠 |
ドプス 100mg |
6 錠 |
0~3 錠※2 |
ノウリアスト 20mg |
2 錠 |
2 錠 |
シンメトレル 50mg |
4 錠 |
4 錠 |
アムロジピン5mg |
1 錠 |
1 錠 |
|
|
|
トリプタノール 10mg |
0 錠 |
1 錠 |
セディール 5mg |
2 錠※1 |
3 錠 |
※1:実際の処方は、10mg×1 ※2:Facebookの処方時、無効だったため
以上
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頃合いを見計らって、妻がF医師に質問し、それに対して以下の回答を得た。
「センセ、主人は座っていると、どんどん右に傾いて行ってしまうんです。 でも、それを言うと直るんです、が?」
「それは、右と左で(筋肉の)緊張度が違うんだなぁ・・ (病気の)症状だよ」
「・・ 症状ですかぁ。 では傾いたら、注意して直させればイイんですね?」
「ええ(そうですよ) ・・」
「後は・・ 家にいる時、いつも目を瞑っていて、物を取る時にこうやって探すんですが・・ それと、パソコンを打つ時、こんな風に手で目を開くんですが、これも症状なんですか?」
と言いながら、恰も、盲目の人がモノを探す時の様に、掌を水平面に廻した。 というより、テーブルの上をクロスで拭き、更に、親指と人差し指で瞼を開ける動作をして見せた。 私がいつも、
「症状だから、仕方ない・・と言ってるだろう!」
と言っているが、信じていない様だ!?!