パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ392―「普通です」

 

リハビリの話題が連続して恐縮だが、中旬にもう一回、リハビリがあった。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 M医師の予診を受けて待っていると、I士が声を掛けて来た。

 

彼のサポートを得て、リハビリ室に入る時、彼が訊いて来た。

 

   「調子は、どうですか?」

 

   「えぇ・・、普通です。」

 

   「良かったぁ(普通で)・・ この前は大変でしたからねぇ!」

 

と、途中、私の「普通です」を交えて、彼が笑顔を見せた。 そう言えばその昔、Y士(リハビリを最初に担当してくれた理学療法士)が、

 

   「普通であるって、凄い事なんですよ!」

 

と言う様な事を言っていたのを、思い出した。 きっと、I士の笑顔はその事を意味しているのだろう。 因みに「この前」とは、Facebookの処方を信じて体調を落とした事、及びその間、転倒事故を起こした事を意味している。

 

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さて施術では、3つのトピックスを挙げたい。

 

cccccccc先ずは、今回はハムストリングスの伸長に、随分と力を入れていた。 そのため、結構、痛かった。

 

続いては、前回の新技の続きである。 前回は後方のみであったが、今回は左右両側への屈伸も加味された。 具体的には、手をなるべく脇腹の高い位置に置き、その手を支点として上半身の上部を横に倒すのである。 この時、どうしても腰がつられて曲がってしまう。 すると私の背後から私の身体を持ち上げてくれる。すると、チャンと腰が伸びるのである。

 

最後は、歩容の改善である。 彼はリハビリ室内を歩く私の後ろから付いて来て、あれこれとアドバイスをくれる。 今回は、

 

   「踵(かかと)、踵、踵・・」

 

であった。 つまり、踵から着地せよ・・と言う事である。 踵から着地すると、①背筋が伸びる、②。自然に歩幅が大きくなる、③1歩の最後の「蹴り出し」が可能となる・・のメリットが出て来る。

 

なるほど、こうすれば杖無しでも上手く歩く事が出来る!