リハビリ369―久々のI士
4月下旬の今日は、リハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 いつものM医師の予診を受け、待合椅子に座っていたが、定時になっても、本日担当のI士が現れない。 やがて5分経過したので、私は受付嬢に訊いた。 すると彼女が、
「もう直ぐ参りますので、もう少々お待ち下さい」
と言ったので、椅子に掛けて待った。 それでもI士の姿が見えないまま更に5分、計10分待った。 このままではリハビリを受ける時間が無くなってしまう・・と心配したのか、今度は妻が受付に立ち上がった。
受付では、先程の受付嬢が電話をしていたので、仕方なくそこにいた理学療法士に訊いた。 と、丁度そのタイミングで、リハビリ室から患者と共にI士が現れた。 そう、前の患者に時間を取られていたのだった。
すると、前の患者と次回予約日を決め、漸く私の順番となった。 と言う事は・・ 5分過ぎに受付嬢が私に言った言葉に対する対応は、単なる「その場凌ぎ」の返事だったようだ。
まぁ、I士の前の患者に対する施術が何らかの理由で10分遅く始まったので、私の番が10分遅れる事を踏まえた上での返事でも無さそうである。 もしそうなら、「ムッ」となる。
――――――――――――――――――――
ま、それは置いといて、I士が声を掛けて来て、リハビリ室に行き、空いている台を探して、施術開始となった。 この3回、Y士の施術を受けていたので、ほぼ1ヶ月振りだ。
I士は、私の下半身の関節や筋肉、特にハムストリングのストレッチから始まり、続いて上半身のストレッチに移った。 そして、四つん這いになり、手脚を上げるトレーニングに移った時、彼が小声で言った。
「固いですねぇ・・」
と。 そう言えば、Y士はその様なトレーニングは行わず、ひたすら背中で脊椎の両側を指圧していた。
――――――――――――――――――――
そして、彼が私の足首のマッサージを行っている時に、気付いて、
「足が、浮腫んでません(か)?」
と訊いて来た。 私が、
「えぇ・・」
と答えると、彼は、矢継ぎ早に質問を重ねた。