パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ370―浮腫み解消のために

 

理学療法士のI士は、矢継ぎ早に質問を重ねた。

 

   「手は、浮腫んでいませんか?」、「呼吸する時、ゼイゼイしませんか?」

 

私が、やや断定的に、

 

   「アッ、大丈夫です!」

 

と答えると、I士が小声で

 

   「じゃあ、循環器の問題じゃあ・・(なさそう)」

 

と呟いた(様に聞こえた)。 そして彼は、私の浮腫みを気にしてくれた。 例えば、①足の入念なマッサージ、②足首(付近の関節)のストレッチ、③PowerPlateを用いた循環改善等である。

 

  • ・ ②は想像できるだろう。 ③のPowerPlateとは、振動板である。

 

   http://media2.picsearch.com/is?-bmmuJCgqlRpFZFKpDvyD4gvgtV7_gwn0wSL_Ey9PYA&height=341

 

で、このツールをどう使うかと言うと、ツールに(50cm×50cm×120cm程の)ブロックを乗せ、台の外に立って、下記の①・②を各回毎に30秒ずつ振動させた。

 

  • 台に乗ったブロックを縦に置き、ブロックに両手を着けて顔を上げる。
  • ブロックに両手を着いて、スクワットの格好になる。

 

続いて、

 

  • 片足の靴を脱いで台の上に乗せ、続いて足を交替する。
  • 両足の靴を脱いで台の上に乗り、ハンドルを持つ。
  • ハンドルを持ったまま、片足立ちになる。
  • 片足立ちのまま、ハンドルから手を離す。

 

振動が無ければ⑥まで全て可能だが、実際には、完全に体重を片足に乗せる事は、出来ない。

 

   ――――――――――――――――――

 

最後に、室内を歩いた。 彼は、私の歩容を後ろから観察して、こう言った。

 

   「足が浮腫むと、(足の)関節の動きが悪くなるんです。」

 

では、今日の歩容が従来の歩容と比較してどうだったかは、言わなかった。 理学療法士は、批判的な事は言わないので、きっと悪化しているのだろう・・

 

   ――――――――――――――――――

 

最後に、I士が教えてくれた。

 

   「足がすくんだ時は杖等を使ってでも一旦止まり、姿勢を正して深呼吸してから、歩き出すとイイですよ。」

 

ナルホド、次から実践してみよう。