これは、便利!―Pocket
で、私は主にSurfacePro3上のWindows10を使っている。 このブログもWindows10で動くWordで起こしている。 Web検索やサイトからのダウンロードも同様である。 その理由は、速いからである。
一方、Raspberry Pi3上のRaspbian PIXEL(Debian – Linux)の画面は、我が家のリビングルームに鎮座している液晶テレビを用いている。 理由は、HDMI接続出来る唯一のデバイスだからだ。 家族が見たいテレビ番組がある時は、「二画面モード」にして運用している。 ここは専用のタッチスクリーンが欲しい所だ。
ではWeb検索により、Windows10で、「これは!」と言うサイトを見つけたら、そのURLをどうやってRaspberry Pi3に移せば(写せば)良いのだろう。 従来は、Raspberry Pi3のキーボードから、手入力するしか無かった。 しかし、それって結構なストレスであった。
尚、URLを写す理由は、サイト内のプログラムをターミナルにコピペして実行するためである。 プログラムを書き間違えて予期せぬエラーを起こされても困るし、それに特殊な記号(例:「~」(チルダー))の入力は、極力避けたいからでもある。
所で、Raspbianをインストールすると、「Chromium」と言う名のブラウザが自動的にインストールされた。 どうも、タブの形状や「・・・」を縦にした「Hot Spot」をクリックした時の設定メニューの項目・並び方・ショートカット名等が、Windows版Google Chromeのそれらと良く似ている気がした。
「(もしや・・)」
と思った私は、Raspberry Pi3のChromiumでChromeと同じUser Name(=メアド)とPasswordでログインし、再起動した。 そして、ブラウザを立ち上げると・・ オオ、初期設定画面が全く同じ(このブログのトップページ)になっている! 更には、同じアドオンもある!!!
例えば、アドブロック。 これが双方(Windows上のChromeとRaspbian上のChromium)で有効となるので、同じ画面になる。 更には、Pocketも再現されている。 つまり、URLを両者で共有できる様になる。 これは便利である。 時として、呪文の様なURLを書き写さなくて済む。
しかし、その様に便利なPocketであるが、URLをProjectや用途に応じてフォルダに纏められたり、それが階層構造を持てるなど出来たら嬉しい。
但し、Windowsに特化したソフトや有料ソフトのアドオン・アイコンは、Chromium上には、見られない。
――――――――――――――――――――
で、早速にもChromiumでPocketを右クリックして「Pocketを開く」を選択し、Chromeで保存したURLを表示しようとしたら、エラーになってしまった。 曰く、
「時刻が遅れているので、同期できません。 ・・」
と言う趣旨のメッセージと共に、「日時を自動的に修正する」と言うHotSpotが現れた。 ではマシンの日時設定は、どうなっているのだろう・・と思って、タスクバー内の時刻表示をクリックすると、「日」は一週間前、「時」は全く異なる時刻を示していた。 そこで、先の「日時を自動的に修正する」をクリックしたら・・
あら、不思議! 何も起こらなかった!?! きっと一週間も違っていては、補正出来ないのだろう。 そこで、ターミナルのプロンプトから、
sudo date 05120740 (5月12日7時40分)
と修正した。 再びタスクバーの時刻表示を確認するとチャンと修正され、ポケットからURLを呼び出せた。 ただ、一旦補正すると、もう「時刻が遅れているので・・」も「日時を自動的に修正・・」も現れなかった。
蛇足ではあるが、Unix(Linux)の世界ではhh時mm分は、グリニッジ標準時である。