パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201610―2

(3) 高血圧について 

 

⑨ 前々回より、アムロジピン(5mg、1錠/日)の処方を戴いた。 この7週間、朝は(サブグループ)境界域高血圧、夜は正常域の事が多い。 (家庭血圧日記をご参照下さい。)

⑩ 引き続き、アムロジピンの処方をお願い申し上げます。

 

F医師が血圧について言及したのを聞いて、妻が慌ててカバンから出し、医師に提出した。 医師はパラパラとめくって納得した様子で、

 

   「次の(家庭血圧日記)を差し上げましょう」

 

と言い、ストックから出して、妻に渡した。 後で、妻が費用を心配したが、私が

 

「製薬会社がノベルティグッズとして、医師に配布してるんだよ」

 

と教えると、安心した様子だった。

 

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さて、今日はもう一つ、課題がある。 それは、身障者手帳の交付のための診断書である。

 

メモには、こう書いて置いた。

 

(4) 車椅子のレンタルについて 

⑪ 9月○日、○○市の難病手当受給のために市役所に行き、「指定難病医療受給者証」を提示し継続した。

⑫ 外出時に、出先の車椅子を借用する機会が増した。 そこで⑪の際、車椅子のレンタルについて職員に尋ねたら、職員は「(身体障害者)手帳は、お持ちですか?」と訊いた。 持っていない旨を答えると、「指定難病で40歳以上なので、介護保険でも(レンタル車椅子を)利用できます」と案内してくれた。 「但し、要介護2以上でないと・・」レンタル出来ないらしい。 

 

   http://ansinkaigo.jp/knowledge/322

 

⑬ 純粋無動症では、上半身の機能は比較的維持されるため、要介護2は難しそう。(自分で調べた結果) (構音障害・開眼失行・小字症等、私が現実に困っている症状は、判定項目に見当たらない。)

⑭ 先生は身体障害者福祉法で言う「第15条医師」でしょうか? もしそうなら私の障害の種類と程度は?

 

ここは、F医師は丹念に読んでいた。 そして純粋無動症について、こう言った。

 

   「純粋無動症というのは、稀な疾患なんですが、こうやって動かないんです」

 

と言いつつ、上半身を椅子の上で直立させて、肩をすぼめて見せた。 更に、

 

   「そして、その他(の症状として)は、構音障害や開眼失行とか・・」

 

つまり、まるで私の疾患が純粋無動症と診断された事に、疑問を持っている・・と言わんばかりである。