診察201604―2
すると、F医師はこんなコメントをした。
「サイボクハムに行ったんですかぁ、混んでたでしょう? 歩けましたか?」
「いえ、車椅子を借りました」
と、妻が答えた。 更に、
「自転車は載れるんですね?」
と訊いたので、私が肯定の返事をした。 また、整形外科医の処方に対して、
「セレコックス ・・ですか、弱い ・・」
と言ったまま次の言葉を選んでいた様だったので、
「消炎鎮痛剤」
と、私が補足した。
続いて、検査に移った。 内容は、パーキンソン病の診断だ。 例えば、関節の歯車様固縮や眼振等である。 今まで、S医師がやった事と殆んど同じだが、初めてなのもあった。 例えば、両腕を前に出して高速グーパーをやったり、両手を膝に置き、片手ずつ手の平を裏返したり戻したりするものである。
そして、小声で
「うん、パーキンソン病ではないみたいですねぇ」
と言い、続いて歩行状態を調べた。 F医師は私に椅子から診察用ベッドに移らせたり、室内歩行(往復)を指示したりして、私の様子を観察した。
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そして次の項目に移った。
(2) ドプス処方量の増量による体調の変化について
⑧ 2月○日以降、4.5錠/日に増量された。 その結果、薬効は漸増した。
⑨ 半定量的だが、3錠/日の状態を70とすると、増量後は77。 その結果、自覚的にも歩容は改善した。
⑩ その間の血圧を測定するも日内変動の方が大きく、高血圧が増量処方による副作用か否か、私は不明。
⑪ 整形外科での受診時(全3回)に、測定した血圧値は、
・ 3月初旬(初診時) : 178/10X(X=7 又は X=9)
・ 3月中旬(再診時) : 178/105
・ 4月上旬(再々診時) : 164/116
これに対し、M医師は、1回目はノーコメントだったが、2回目に「血圧が高いですねぇ・・」と警鐘を鳴らした。 1回目は偶々(初診時の緊張や白衣高血圧による)かと思ったものと推定した。
が、特にコメントは無かった。