高麗神社の例大祭―2
その後に、おかめと4人の児が続く。 児は赤い振袖を着ているが、皆が男児であり、各人が手に「ささら」という道具を持っている。
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この「ささら」とは竹で作られた道具であり、もう一本の竹を叩いて打音を出す事も、凹凸をこすってギロの様な効果音を出す事も出来る。
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更に、ひょっとこと3頭の獅子が続く。 ひょっとこは、獅子舞の指揮役である。
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獅子舞自身が太鼓を持って打ち鳴らすのが、高句麗式らしい。 そう言えば、日本の獅子舞では獅子は踊るだけで、太鼓は別人が叩く。
そして行列の最後が笛である。 男性の氏子に挟まれて、巫女も吹いている。 但し、彼ら/彼女らの服装に、高句麗時代の面影はない。
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そして安吾はこの笛の音を、次の様に解釈した。
しかし、私には普通の笛の音にしか、聞こえない・・ 改めて、安吾の感性に驚嘆し、尊敬する。
こうして、行列が出発した。 目的地は本殿であり、目的は獅子舞の奉納である。 そのために、参道を行列が練り歩く。
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そして、獅子は太鼓を叩きながら、舞を奉納する。
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そうそう、順序は逆であるが、行列の最後尾に歌を唱える人がいた。 歌と言っても、祝詞(のりと)のようである。 歌詞は扇子に書いてあるが、平仮名が混じっていたので日本語であろう。
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奉納の舞は20分程続き、今来た階段を下りて、参道を逆向きに帰って行った。
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そしてこの後、水天宮に行くのであるが、一行は・・