気功２２―「表情が良くなっているわね！」 - パーキンソン症候群　闘病記

2月上旬には、前回の時に予約した気功の施術があった。

予約が午後2時なので、妻の運転で少し早目に出かけたら、10分程早く着いたので、車中で時間調整をした。　通路を進むと、気功師が扉を開けて待っていてくれた。　・・と言うより、私の靴音を聴いているのだと思った。　

さて案内を受け部屋に入ると、布団が新調されていた。　挨拶を交わし、早速施術に入った。　ふかふかの布団は、その上での動作がしづらい。　オマケにうつ伏せになった時、首が反ってしまう。

途中、仰向けになり約1時間の施術が終わり、ホットココアでスポンジケーキを戴いた。　尚、今回は施術の途中に寝入らなかった。

　　　「最近、何か変化でも（ありましたか）？」

と気功師が尋ねた。　その理由は、次の言葉から明らかだ。

　　　「表情が良くなっているわね、それに歩くのも上手くなったし・・　ここへ来る時の足音で、分かるの。」

　　　「血圧も上が132（mmHg）、下が73だったわよ。」

そして、以下のアドバイスをしてくれた。

　　　「背中を真っ直ぐするには、ここの筋肉が重要なの」

と言いながら、自分のアンダーバストから両胸を持ち上げ、肋骨の下に手を当てた。　これまで私は背筋が弱いから・・と思っていたが、そうではなかったのだ。　そして、

　　　「ほら、こうすれば内臓も喜ぶでしょ！」

と言った。

　　　「兎に角、ユックリと。　焦らない事。　まぁ、病気もそうだけど、一歩ずつよ。　焦っちゃ、ダメ」

　　　―――――――――――――――

　　　「どう？　声は出にくい？」

　　　「えぇ・・」

　　　「舌の練習をやってる？」

　　　「・・」

　　　「食事中にむせたりしない？」

　　　「それは無いみたいです。」

と、最後は妻が答えた。