気功―41
さて、前回、気功の施術を受けてからほぼ2ヶ月が経過し、次の予約日となった。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2016/12/10/090659
そこで12月中旬の某日、妻の運転で気功師の自宅を訪ねた。 この所、新しく処方された抗パーキンソン病薬の残効があるので、体調が良いのである。 そこで。杖無しで出掛けた。
さて、気功師宅に入り、いつもの施術用の小部屋に入るなり、気功師が私を見て訊いた。
「あら、少し痩せた? 今、体重は?」
私が70kgである旨を答えると、
「じゃぁ、前回は?」
と訊くので、73kgであった旨を答えると、
「嘘だぁ! 5、6kgは(今より余計に)あったんじゃない?」
と、疑った。 まぁ、いずれにしても私の(ダイエットに向けた)努力は、認められた。
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そして、私は布団にうつ伏せになり、気功師が掛けた毛布の上から、施術が始まった。 施術はいつも通り、うつ伏せで50分、仰向けで10分だった。 この所、初回から感じられた「感激」が薄れてしまっている。
まぁ、それでも合計で約60分の施術が終わり、気功師がゴボウ茶と和菓子を我々に奨めた。 その和菓子は個包装になっている。 その包装には大きな字で「上品」が、筆でデザインされていた。
「上品(じょうひん)なお菓子は、上品(じょうひん)に食べなくっちゃね!」
と言った。 それを聞いていた妻がツッコミを入れた。
「あのぉ・・ 下に『じょうぼん』って書いてありますけど?」
つまり、上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)と言う仏教用語を知らない様だった。 転じて、漢方薬の世界でも、同じ分類を用いる。
http://ameblo.jp/harutsuki-ryu/entry-10622691263.html
で、その和菓子の中身は? 正方形の中央に更に小さい正方形の羊羹があり、その周囲が抹茶のカステラで象(かたど)られている。 その羊羹には、大納言が散りばめられているが、豆の内外が均質になっていて、楕円形をした小豆の皮が小宇宙の様に、宇宙背景に領域を示している様だった。
その僅かな甘味が抹茶カステラのほんのりとした苦味と合い、まさに「上品」の名に相応しい味を醸し出しているのである。
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その他、食事の話しやお孫さんの話をして、お開きとなった。
そう、その前に! 私の体調が良いのを見て、それが新しく処方された薬(ノウリアスト)のお陰である事と、その薬が「お試し」として10日分しか処方されなかった事を話すと、次回の診察日を早めて貰う様、推奨した。