保健所にて
そこで早速、「特定疾患医療費給付」の申請書を入手しに、妻のみが保健所に出かけた。 用紙の入手は本人でなくても可だからだ。 以下は、妻からの伝聞である。
兎に角、親切である。 例えば ・・
先ずは、新旧法の切り替え時期であることの説明があり、旧法での申請を勧められた。 それは、旧法の特定疾患に該当するなら、そのほうが経済的に有利であるからだ。 勿論、新旧法、それぞれで申請・認可された時の対応表を示して。
そして、旧法が適用されると、新法移行後も3年間の経過措置が受けられる事も、教えてくれた。 更に、旧法での受付が12月26日までである事、12月26日までに申請すれば認可が来年になっても、旧法が申請日から遡及して適用される事も、添えてくれた。
次に、患者会への招待である。 入会案内には会長・事務局長の個人名と連絡先とが書いてあるが、運営母体は不明である。 が、県からの補助があると思えた。 と言うのは、年会費1000円で、これ程の行事ができるハズはないし、第一、保健所の職員が
「最初の何回かは、無料でイイですよ」
と言ったからである。
最後は、経済的な援助である。 特定疾患に認定されると、市から毎月5000円が援助として支給されるらしい。 その説明を口頭で受けた。
(新規申請書には、援助の申込書は入っていないのか?)
と思われた方もいるだろう。 しかし、行政単位が違うのである。 保健所は県であり、援助は市である。 その様な案内がある事自体が『奇跡』に近い。
「『奇跡』は、言い過ぎだろう」
と思われた読者もいるだろう。 でも、その前に身障者手帳の申請用紙を貰いに妻が市の福祉課に行ったときの職員の態度と比較すると、納得行くだろ。
―――――――――――――――
まぁ、自分が住む市の恥は曝したくないが、「身体障害者 診断書・意見書」の用紙を貰いに、妻が市の福祉課に行ったときの事である。 窓口で職員に必要書類の名称を告げても、なかなか渡してくれない・・ まるで、申請して欲しくない様だ。
途中やりとりがあったが、最後には妻もキレて、
「じゃあ、結構です。 聴きに来ただけですから・・」
と言って帰ろうとしたら、担当の職員が
「チョッとお待ちください」
と言って、漸く渡したと言う。 オイオイ・・
もし渡してくれないとして、市政オンブズマンにたれ込んでみたかったなぁ・・