世帯分離と後期高齢者医療保険への加入(続)
すると、現在の医療費によっては不利(=医療費の増大)となってしまう。 すると、女性職員は、
「今、どれ位(医療費が)掛かっていますか?」
と訊くので。妻は指定難病の「月間医療費管理票」(2割負担)を出した。 すると、女性職員は、その管理票を持って、また消えてしまった。 否、消えたのではない、ベテランと思(おぼ)しき女性に、続いて上司と思しき男性に訊き回っているのである・・
漸く戻って来ると、
「これ(指定難病)以外には、どれ位(3割負担の医療費が)掛かっていますか?」
と訊いたので、妻は
「後は、歯医者位ですか、ねぇ・・」
と答えた。 女性は、(どちらが有利なのか)考え込んでしまった。 指定難病医療の制度での月間医療費の合計の上限額より、後期高齢者医療費の方が低いので、その意味でも後者の方が安くなる。 そこで、妻と私は、顔を見合わせて、
「あのぉ・・ 後期高齢の方で、お願いします」
と言った。 すると女性職員は、何かを操作して、後期高齢者医療保険証を出して来た。
その後、車椅子の男性職員に代わり、国保の脱退手続きをしてくれた。 やれやれ、合計で1時間程、掛かってしまった。
しかし、今日はもう一つ、仕事がある。 それは、保健所に行き、保険証変更による指定難病医療受給者証の訂正をしなければならない。 そこで、妻と私は車に乗り、保健所に急いだ。
保健所の駐車場はガラガラだったので、身障者用駐車場に停めた。 降りて建物に入ると、窓口が空いている! 早速窓口に行って用件(健康保険証の変更)を伝えると、新保険証のコピーを取って、テキパキと進めた。 そして最後に、
「指定難病医療受給延長の手続きはお済みですか?」
と訊いた。 これは、8月に入ってから保険証を変更すると、受給者証が年内に届かないかも知れないかららしい。 その時は、領収書を取っておけば、還付申請できる事を、添えてくれた。
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こうして、3つの手続き(世帯分離、後期高齢者医療保険への加入、指定難病医療受給者証の訂正)が終わったが、時刻は昼に近づこうとしていた。 そこで帰路、コンビニでサンドイッチを購入し、帰宅後、お昼にした。
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さて、市の女性職員が、もう一つ、教えてくれた。 それは、
「75歳になるまで、また(後期高齢者医療保険から)国民健康保険に戻れますからね」
と言う事だ。 来年からは、指定難病医療の月間限度額が5000円になるので、試算しなければならない。