パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ179―丸一年

今日は3月下旬、今月最後のリハビリ日だ。 去年の4月から担当してくれたので、O士とは丸一年になる。 本当は、この一年間で私の症状がどう変わったかのか、理学療法士の目からの観点を知りたかったが、怖くて訊けなかった。

 

そう、余り調子良くないのだ。 実はその前日、勤務先の社内でバランスを失って、手荷物と共に廊下に伏してしまったのである。 勿論、怪我をした訳では無いが、転倒して骨折し、救急車で搬送されたあの時の記憶が蘇った。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20120223/1329947741

 

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今日も早目に到着し、M医師による予診を受け終えると、他患者を施術中のO士がエアロバイクをさせてくれた。 ン? 設定が0.7kgm20分だ。 

 

前々回は1.0だったが、前回不調で、リハビリ後に診察もあったので、セーブしたのを、覚えているのだろうか? それとも、待合室からエアロバイクに跨るまでの私の動作を見て・・なのだろうか? 

 

もし後者だとしたら、ショックだ。

 

エアロバイク終了後台に横になり、いつも通りO士の施術が始まったが、結局、先の質問はできず、桜や花見の話題で終わってしまった。

 

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その後、以前私が出来なかった「起き上がり小法師」の練習をした。

 

   (リハビリ174 http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/03/23/083859 )

 

勿論、反動をつけたらできるので、反動を付けずに起きる練習だ。 O士は

 

   「頭って結構重いので、重心を前に持って来るには頭を入れて(膝に近づけて)、後は、お腹の筋肉を使ってこうやって・・」

 

と、見本を見せた。 それでも私が出来ないでいると、

 

   「重心の移動のコツって、丁度(鉄棒の)逆上がりの様に・・」

 

と言うのである。 それを聞いて、納得できた。 私は小中学校と、逆上がりが苦手だったのだ。

 

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NuStepは負荷10、6、3と順次下げていった。 理由は、

 

   「筋肉を鍛えるのが目的じゃなく、肩を回す練習だから」

 

と、O士は説明した。

 

   「ボクシングでも、そうでしょ? 例えば・・」

 

と言ってジャブから右ストレートを出して見せた。 肩が回らないと、腕だけではリーチもインパクトも無い。 しかし、肩が回ると腕で打つのではなく、上半身の力が腕に載るのである。 つまり、真っ直ぐ伸びた腕を通して体重で打つ事により、インパクトが増すのである。

 

フムフム、納得!