パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ174―お、起き上がれない・・

20143月、最初のリハビリの日である。 つまり、理学療法作業療法が連続している。

 

定刻前にリハビリ室に到着し、M医師の予診を受けて待っていると、予約時刻の5分前に担当のO士が現われて、理学療法の開始となった。

 

施術開始と同時にO士が質問して来た。

 

   「どうですか、調子は?」

 

これに対し、咄嗟に声が出なかった私は、手を波打たせた。 勿論、「波がある」と言うサインである。 すると、その意を汲んで、

 

   「イイじゃないっすか! これじゃあ、なくて・・」

 

と、手を大きく波打たせて笑った。 医療に携わる人は、患者を励ますのが上手だ。

 

   ―――――――――――――――――――――――

 

リハビリの後半、前回と同様に半地下のジムに行き、NuStepを負荷3で始めた。 すると10歩位の所で、O士が訊いて来た。

 

   「どうですか、負荷は?」

 

これに対し、私が軽い旨を答えると、

 

   「言ったなぁ・・」

 

と、ニヤリとしながら、7にセットし直した。 うん、これなら運動になる。 結局、負荷760歩/分で300歩やったが、それでもまだ、私には物足りなっさが残る。

 

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元のリハビリ室に戻り、靴を脱いで台に上がった。 O士は台の上で前回やった四つん這い後、腕立て伏せも行なって見せた。 但し、膝を台に着くのである。 理由は負荷でなく、使う筋肉が(膝を着かない場合と比較して)違うらしい。 10回を2セットこなした。 これは、上半身や腕のトレーニングになる。

 

続いて、O士は自分の膝を両手で抱えて体全体で反動を付け、「起き上がり小法師」の動作をした。

 

   http://www.kentai.co.jp/blog/110909-13%E3%80%80.jpg

 

私も真似をしたら、O士は少し驚いて、

 

   「良く出来ますねぇ・・ これって、なかなか出来ないんですよ!」

 

と評価した。 で、悔しがり屋のO士は、次の課題に移った。

 

   「では、反動を付けずに出来ますか?」

 

と言いながら、ひょこんと起き上がった。  私も真似をした。 でも、起き上がれない・・のである。

 

   http://img.allabout.co.jp/gm/article/425900/gorogoro.jpg

 

逆に、重心が後ろにあるのに、なぜ起き上がれる(=重心を前に持ってこられる)のだろう・・

 

筋力の問題でなくコツ(バランスの取り方)だとは思うが、課題を残した。